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九州の経営トップに聞く「御社の働き方改革は?」

2017年01月06日 03時00分 更新

記者:吉武和彦


  • 経営トップなど約1400人が集まった福岡商工会議所の新年祝賀会=5日、福岡市

  • 岩田屋三越の村上英之社長

  • ふくやの川原正孝社長

  • ひよ子の石坂淳子社長

 「今年は働き方改革の断行の年だ」と、安倍晋三首相が明言した2017年の幕開け。社員の過労自殺で昨年暮れに社長が辞任を表明した電通のように、過酷な長時間労働を放置すれば、経営の根幹を揺るがしかねず、サラリーマンにとって死活問題にもなりかねない。そこで、九州の経営トップが5日集まった新年祝賀会で単刀直入に聞いた。「御社の働き方改革は?」

 ■経営環境が「がらり」

 景気の回復基調の陰で、「記録的な人手不足に陥っている」(レストラン大手)という日本の雇用環境。マンパワー頼みの流通業界も例外ではないようだ。

 福岡市・天神で「岩田屋」と「福岡三越」の二つの百貨店を経営する岩田屋三越の村上英之社長は3日朝、従業員を集めてこう宣言したという。「今年はワークライフバランスを重視して、長時間労働を徹底的にやめる」

 まず取り組むのは、雇用の安定化からだ。4月から、一定期間で契約の更新が必要な契約社員について、雇用期間を設けない無期雇用に切り替える。13年4月の労働契約法の改正を受けた取り組みだが、転換が始まる「18年4月」を1年前倒しした。

 さらに、業務外の傷病も休職を認めるなど労働条件も改善する。

 こうした計画を昨年11月に表明。あらためてその理由を尋ねると、村上社長は「経営を取り巻く環境ががらりと変わった。(人手不足で)従業員の確保も難しく、処遇改善が必要だ」と厳しい表情で打ち明けた。新年早々、おとそ気分ではいられない緊張感が伝わってきた。

 ■正社員への登用加速

 パートを積極的に正社員に登用する動きも出てきた。

 辛子めんたいこのふくやは昨年、契約・パート・アルバイト社員69人を正社員に登用した。川原正孝社長










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