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「うまかろーが」と迫る上司に覚悟を 福岡人、“発祥”には強烈なこだわり

2017年03月10日 03時00分 更新

記者:吉武和彦


  • 旧福岡女学校跡地前の電柱に設置される「ニッポン セーラー服発祥の地」の案内看板=2017年1月16日、福岡市中央区薬院(撮影・納富猛)

  • サザエさん商店街通りを人力車に乗ってパレードするサザエさん=1月29日、福岡市早良区(撮影・北島剛)

■ライバル出現で増えた看板

 一方、「フクオカ・ファースト」の感情に火をつけたのが、セーラー服だった。

 1月16日。福岡市中央区薬院の電柱3本に「ニッポンセーラー服発祥の地」と記した看板が設置された。セーラー服を日本で初めて採用したとされる旧福岡女学校(福岡女学院の前身)の跡地だ。

 当初の計画では、電柱は2本のはずだった。ところが、「京都説」を伝える新聞記事が昨年末に報じられたことに福岡人の競争心が燃え上がり、1本増えたという。

 設置したのは、福岡市博多区の地域おこし団体「ハカタ・リバイバル・プラン」。会長の立石武泰さん(65)は江戸時代から続く博多商人の家系で、現在は額縁店を営む。“ライバル”の出現に「怒った」立石さんは、電柱を3本に増やして「正しかことば、伝えることにしたったい」と話す。

 共生の道もある。人気まんが「サザエさん」にちなんだ地域おこしだ。

 連載は、46年に西日本新聞の前身「夕刊フクニチ」で開始。作者の長谷川町子さん(20〜92年)が東京に引っこした後も、新聞を変えて74年まで続いた。「サザエさん通り」と冠した地域おこしは、東京で始まり、今では福岡でも行われている。

 サザエさんの版権を管理する長谷川町子美術館(東京)に名前の利用を申請し、使用が認められたからだ。

 ああ、福岡人。その地元愛ゆえの行動力には、脱帽するしかない。

福岡の人に人気がある「豚骨ラーメン」(写真と本文は直接関係ありません)
「本当はしょうゆラーメンが好き」と本音を語ってくれた群馬県出身の大谷友男さん(九州経済調査協会主任研究員)
昔から「東京土産」として定着している「ひよ子」(羽田空港)=1997年9月
東京にしか売っていない「紅茶ひよ子」(ひよ子提供)









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