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札幌、仙台、広島よりも福岡 貿易額や出入国数で突出するアジア都市の実力

2017年03月14日 03時00分 更新

記者:小野浩志


 福岡市は、三大都市圏に次ぐ地方中枢都市の中でナンバーワン−。福岡アジア都市研究所(URC)の久保隆行上席主任研究員は札幌、仙台、広島、福岡の4市の都市力を「国内的」「国際的」の2指標で分析し、研究成果をURC機関紙で公表した。福岡市は特に国際的指標の評価が突出して高く、久保氏は「新たなグローバル化の目標値を設定し、戦略的に政策を推進する時期に来ている」と提言している。

 地方中枢都市の代表格として「札仙広福」と並び称されることが多い4都市。これまで人口や経済管理機能など国内的指標を基に比較研究されたことはあったが、久保氏は今回初めて国際的指標を本格的に導入し、総合的な都市力の分析に取り組んだ。

 国際的指標の対象にしたのは、外国人人口比率▽外資系企業本社数▽海外進出企業本社数▽国際海上貨物輸送量▽貿易額▽国際線旅客数▽外国人出入国者数▽日本人出国率▽人口千人当たり留学生数▽人口当たり外国人延べ宿泊者数▽国際会議件数−の11項目。

 4都市、または各都市圏、各道県の最新データを最高100点の独自の相対評価指数に変換して比較した結果、福岡市はうち10項目で最高得点をマーク。国際的指標の平均は94・9点で他の3都市を大きく引き離し、グローバル都市として高いレベルにあることを示したという。

 一方、地方中枢都市としてのプレゼンス(存在感)を表す国内的指標は、人口▽従業者数▽GDP(名目総生産額)▽主要企業本社数▽国内線旅客数−など8項目を同様に分析。福岡市は5項目で1位で、国内的指標の平均も88・1点と札幌市と同水準のトップだった。

 久保氏は「福岡市が他都市に先駆け、特にアジアを主眼とした明確な国際化推進計画に基づく政策を進めてきたことが成長につながっている」と分析。コンパクトながら世界で存在感を示している海外の「第3極の都市」群と競い合うために、さらなるグローバルネットワークの構築と強化を図るべきだと指摘した。










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