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「単にくっつくだけでは…」 FFG谷会長に聞いた「次」のシナリオ

2017年04月06日 03時00分 更新

記者:石田剛


  • FFGの歩みと今後の展望を語る谷正明会長

 福岡、親和、熊本の3行を傘下に置く金融持ち株会社「ふくおかフィナンシャルグループ」(FFG)が設立して10年。地銀グループで全国2位の総資産は、十八銀行との統合計画が実現すれば再び1位に躍り出る。マイナス金利政策が経営を圧迫する中、金融IT化が加速。「量」で圧倒する従来のビジネスモデルは崩れつつある。「次」をどう描くのか。FFGを設立した谷正明会長に聞いた。

 −10年間をどう評価するか。

 「設立当時を振り返ると、福岡銀行は九州全体を営業基盤として広げていこうと考えていた。一方、熊本ファミリー(現熊本銀行)、親和の両行は大きな不良債権を抱え、地域の金融システムを混乱させる恐れがあった。混乱を未然に防ぐ側面もあり、経営統合を進めた。当初の課題は不良債権の処理。それと同時に、統合効果を上げないと意味がない。事務改革やシステムの統一、店舗の整理を進めた」

 「リーマン・ショックや熊本地震が起こり、環境が大きく変化する中でここまでこられた。業容も拡大し、行員やお客様への意識調査でも着実に評価が上がっている。10年間は成功したと思う」

 −経営統合では、3行のブランドを残した戦略が特徴だ。

 「地銀は地域とのつながりがなければ生きていけない。歴史もある。(合併ではなく、持ち株会社の傘下に)各銀行を残すことでお客様に安心してもらえる」

 「一方、特定の地域だけに限って事業をやっていく時代ではない。経済環境が変わり、県境を超えて九州全体を見る必要がある。福岡一極集中と言われるが、情報など福岡に集まったいろいろなものを発信して(九州に)循環させていく役割ができるのはFFGだ」

 −十八銀との経営統合では、親和銀との合併を計画している。










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