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「うまくいかなければ、そのとき考える」 十八銀行・森拓二郎頭取とFFG・柴戸隆成社長

2017年04月28日 03時00分 更新

記者:石田剛


  • 経営統合を発表した十八銀行の森拓二郎頭取(右)とふくおかフィナンシャルグループの柴戸隆成社長=2016年2月26日、福岡市(撮影・岡部拓也)

  • 「うまくいかなければ、そのとき考える」と語る、十八銀行の森拓二郎頭取

  • 十八銀行の森頭取に続き、「うまくいかなければ、そのとき考える」と語ったふくおかフィナンシャルグループの柴戸隆成社長(撮影・軸丸雅訓)

  • 石田剛(いしだ・たけし)
    雑誌編集部に勤務後、2008年入社。地域報道センター、福岡西支局、佐賀総局を経て経済部。顔つきからか九州出身によく間違われる が、東京(八王子ですが)出身。

 くしくも、2人の経営トップの発言が重なった。

 4月1日に予定していた経営統合を半年延期したふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)と十八銀行(長崎市)。それぞれ別の記者会見で、同じ言葉を語った。

 ともに、公正取引委員会の審査が長期化しているため、統合時期を見通せないでいる。そんな中、両者が打開策として示したのが、「貸出債権の一部譲渡」だった。発言は、その説明の際に出てきた。

 その中身とは。

 「うまくいかなければ、そのとき考える…

 先に語ったのは、十八銀の森拓二郎頭取だった。4月17日に開いた記者会見で、「譲渡」の検討を明らかにした時だった。

 その4日後。今度はFFGの柴戸隆成社長が定例記者会見で口にした。

 決して投げやりになっているわけではない。統合は、互いの成長戦略の前提になっている。

 公取委の審査に通るかどうかは、公取委にしか分からない。審査される側は、「通る」のに十分な対応策を示し、実行するだけだ。

 ただ、「債権譲渡」は簡単なことではない。銀行にとって、貸出は本業の根幹。利息収入を得ようと、行員たちが1社1社顧客企業に足を運び、積み重ねてきた長年の「汗」ともいえる。それを、他の金融機関に譲り渡すのは、当然、抵抗が大きいはずだ。

 ■複雑なパズルを埋めても…

 公取委が問題視しているとみられるのは、そんな「貸出」の長崎県内のシェアだ。










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