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「紙とかウェブとか言っている時代じゃない」 ゼンリン・高山善司社長(5月8日)

2017年06月02日 03時00分 更新

記者:井崎圭


  • 「もう紙とか、ウェブとか言っている時代じゃない」と言うゼンリンの高山善司社長

 紙媒体がどんどん減っているように思う。

 女性ファッション誌では、あの「CanCam(キャンキャン)」のお姉さん系として一世を風靡(ふうび)した「AneCan」(姉キャン、小学館)やカジュアル系の代名詞だった「SEDA」(セダ、日之出出版)が2016年にそれぞれ休刊した。

 男性向けも「月刊現代」(講談社)や「論座」(朝日新聞出版)といった有名どころが08年にそれぞれ休刊。漫画誌なども含めると、枚挙にいとまがない。

 インターネットの普及を背景に、新聞社もこれから紙媒体の発行を続けられるのか、さらにはウェブ版の収益で生き残っていけるのか、心配になる。

 そんなときだった。

 新聞社と同じ、「紙」を発行している地図大手ゼンリン(北九州市)の高山善司社長の一言に少し勇気づけられた。

 17年3月期連結決算を発表した5月8日の記者会見。「紙の住宅地図は、いずれなくなるのか」と単刀直入に尋ねられた高山社長はこう返した。

 「もう紙とか、ウェブとか言っている時代じゃない

 ゼンリンは今、紙とウェブなど紙以外の大きく二つの領域で地図情報を販売している。定番の地図帳の印刷にとどまらず、情報をウェブ上に配信したり、カーナビゲーションシステム用にデータ提供したりしているのがそうだ。

 ただ、事業の売り上げの差は広がるばかり。現在は、紙が約88億円なのに対し、ウェブ配信やデータ提供など紙以外が約415億円となっている。

 ※次ページ(会員限定)は「ウェブより優位な紙の価値」










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