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婚活支援は「救国運動だ」 前福岡県知事・麻生渡氏(5月16日)

2017年06月16日 03時00分 更新

記者:田中良治


  • ジュノール運動の狙いなどについて熱く語る前福岡県知事の麻生渡氏=5月16日、福岡市

  • 参加者が目隠しをして料理と会話を楽しむ婚活イベントも登場した

  • 福岡県内の自治体が主催した婚活パーティでは、参加者がフォークダンスを踊る場面もあった

 福岡県には、地元の経済界と行政が一緒になって婚活を後押しする動きがある。その名も「JUNOALL(ジュノール)運動」。結婚や出産の女神「ジュノー」にちなんだ造語だ。
(※詳しくは福岡市がこちら、北九州市がこちら

 “キューピッド”役を担うのは、なんと前知事の麻生渡氏。ある切実な経済問題に正面から取り組み、打開策を見つけようというまじめな活動だ。

 その経済問題とは、よく語られる人口減少に伴う「国内市場の縮小」にとどまらない。

 元通商産業省(現経済産業省)官僚の麻生氏は、独自の観点から危機感を語った。

 「いくら高齢者が頑張ってもイノベーションはできない。私なんか偉そうなことを言っているが、結局は過去の経験値からいろんな発想をしている」と謙遜した上で、こう言い切った。

 「そこからジャンプできるのは若者であり、少子化は新しいことに挑戦する知恵とエネルギーを失うことになる」

 つまり、婚活を後押して人口減少にブレーキをかけ、次代を担う若者を育んでいきたい、というのだ。

 ■出生数は半分以下に

 とはいえ、その実現は至難の業だ。

 厚生労働省が6月2日に発表した「人口動態統計」によると、2016年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は97万6979人で、初めて100万人を割り込んだ。年間200万人超が生まれていた1970年代前半の第2次ベビーブームに比べると、半分以下に減っている。

 これに対し、結婚したカップルの数は決して多いとは言えない状況だ。

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所によると、「生涯未婚率」(50歳までに一度も結婚をしたことがない人の割合)は、15年に男性23・37%、女性14・06%で、過去最高を更新した。

 別の調査では、いずれ結婚しようと考えている未婚者は、男女ともに9割近かった。それなのに、結婚していない理由を25〜34歳の男女に聞くと、「適当な相手にまだめぐり会わない」との回答が最も多かったという。

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