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「いま」より「将来」イメージできる人材を 昭和鉄工(Q&Aと動画付き)

2017年07月11日 03時00分 更新

記者:井上直樹


  • 柿塚雅昭さん(かきつか・まさあき)人事部長兼経営企画室次長

  • 昭和鉄工の企業ロゴ

柿塚雅昭(かきつか・まさあき)人事部長兼経営企画室次長

 今年4月から、就業規則に「勤務間インターバル制度」に関する決まりを盛り込んだ。終業から翌日の始業までの時間を、8時間以上空けると保証した。繁忙期や納入作業などで深夜に働く可能性がある部署への配慮を明確にした。女性の活躍推進についても残業抑制など改善策を検討している。

 併せて技能職の「多能工化」にも取り組んでいる。板金、溶接など社内には「神様」と呼ばれるような熟練工がおり、技術・ノウハウの伝承を進める。一人が複数の技術を習得することで、他工程の応援が可能になり、残業抑制や需要の変化に対応できる。

 当社は総合的な「熱技術」が強みだ。最近は高精細パネル関連や自動車工場向けの引き合いが多い。自動車工場では約900度の高温で材料をプレスすることで、強度を保ちつつ部品の軽量化が可能になる。製造や販売など他部署や顧客と連携するコミュニケーション力のある人材に期待している。

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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

※回答も動画「仲間になるあなたへの伝言」出演も柿塚氏。

 (1)即内定!ぜひ会社に迎えたい人材とは?

 当社の採用はポテンシャル重視。「いま」よりも「将来」をイメージできる人材を求めている。仕事では製造、販売、工場や輸送など他部署との連携が重要になる。特にコミュニケーション能力が高く、グループの要となる姿が想像できる人材をぜひ迎え入れたい。

 (2)採用活動での一番の悩みは?

 採用専任者がいる大手企業と比べ、情報発信の機会が少なくなってしまうという危機感がある。近年にない「売り手市場」になっているためか、内定辞退がどれくらいなのか設定にも苦慮している。大学生の採用活動では面接の無断欠席や、基本的なマナーを疑ってしまう事例も多々ある。もうすぐ社会人になるというのにどうしたものか…。

 (3)いま会社として一番忙しいことってなんですか?

 2019年度を最終年度とする中期経営計画達成へ向けて、実行性の高い改革施策を見極めるプロジェクトに全社を挙げて取り組んでいる。当社の主力事業ではコモディティ化(普及して一般化)された製品群が多く、他社との違いを出すのは簡単ではないが、構造改革と成功モデル構築を進めている。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 当社は今年10月で134周年を迎える。社是は「誠実を造り、誠実を売り、誠実をサービスする」。「顧客の満足と信頼」「社会への貢献」といった企業理念を誠実に実行し、顧客や社会とともに発展することで10年後に144周年を迎えることができるし、そうあらねばならないと思う。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 全社員を対象に「eラーニング」を導入し、社外研修への派遣も行っている。資格取得奨励制度で、ボイラー技士や溶接など業務に必要な資格の積極取得を推奨している。技能職の多能工化にも積極的に取り組む。ただマネジャー層の教育が課題と考えており、方法を検討している。

 (6)同業他社と比べた場合、あなたの会社の売りは何ですか?

 熱技術を134年の長きにわたり追求し続けてきたこと。例えば、お湯をつくる機械として従来ある内燃機(ボイラー・ヒーター)のみならず、電気でお湯を沸かすエコキュートなど、総合的に熱技術を展開していることは、他社にはない取り組みだと思う。

 (7)「働き方改革」やっていますか?

 社員が誇りと幸せを感じられる会社を目指しています。特に長時間労働の是正については労働組合や「女性の活躍推進委員」の意見を聴取しながら取り組んでいる。具体的には、定時退社日(水曜日)の推進や勤務間インターバル制度導入など、着実に進展させている。

 ※昭和鉄工のホームページはこちら

昭和鉄工
 1883年、福岡市で創業。ボイラーやラジエーターの国産化に努めた。現在は「業務用エコキュート」など熱源製品や空調製品のほか、生産現場で使われる「工業用熱処理炉」の製造も手掛ける。2017年3月期の連結売上高は128億円。社員数は387人。今年11月に本社を福岡県宇美町に移す予定。福岡県のほか東京、北海道、中国・大連などに事業所がある。









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