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岩田屋三越の「百貨店×農業」 各責任者に聞く

2017年07月12日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • 「岩田屋三越ファーム」責任者の石松瑞樹さん(岩田屋本店食品営業部生鮮・グローサリー担当バイヤー)

  • 岩田屋三越のコメ作りの現場は「大浦の棚田」(佐賀県唐津市)の一角。現地には「岩田屋三越ファーム」の看板が掲げてある

  • 田んぼのあぜに腰をかがめ、手鎌で草を刈り取る岩田屋三越の社員ら。棚田は段差が大きく、作業はかなりの緊張感を伴う

  • 棚田を潤す天然の地下水。水中にはオタマジャクシやゲンゴロウなどが元気よく泳ぎ、作業に汗を流す社員らを癒やしてくれる

「シングルモルトみたいなコメ」

「岩田屋三越ファーム」責任者の石松瑞樹さん(41)=岩田屋本店食品営業部生鮮・グローサリー担当バイヤー

 社内プロジェクト「岩田屋三越ファーム」は岩田屋本店と福岡三越の食品担当社員約40人がメンバー。4月22日の田植えの後、2週間に1度をめどに数人ずつ交代で草刈りをしています。

 天神から車で片道1時間半かけて現地に入り、作業はみっちり3時間。あぜの草を刈るシンプルな作業ですが、手鎌を持つ腕はパンパンに張り、腰回りは凝りでバキバキに。熱中症対策でこまめに水分補給しながら汗を流しています。

 JAからつ(佐賀県唐津市)の協力を得て、私たちが栽培しているのは早場米の「上場(うわば)コシヒカリ」。大浦の棚田を含む上場台地は天然の地下水で稲が生き生きと育ち、特有の寒暖差でお米に甘みが出ます。もっちりしたのど越し、しっかりした食味のおいしいコメが出来ます。

 通常販売されるのはいろんな棚田米のブレンドですが、私たちが手入れする6枚の棚田で取れたコメをそのまま商品化。スコッチウイスキーに例えるなら、一つの蒸留所だけで造られるシングルモルトみたいなもの。収穫が楽しみです。

 私たち百貨店のバイヤーは“川下”で仕入れた商品をお客様に届け、喜んでいただくのが日常ですが、今回初めて“川上”の生産現場に参入しました。実感するのは食の安心安全に対する責任の重さと、生産のこだわりで食に込められる付加価値。私たちが大切に育てたコメをお客さまにお届けし、一粒一粒味わってもらう日が待ち遠しいです。(談)


「福岡天神みつばち部」部長の松尾亮さん(福岡三越食品・レストラン営業部デイリー&ギフト担当バイヤー)
福岡三越の社員たちが手入れした巣箱に群がるミツバチ。3キロ圏内の緑地を飛び回り、福岡市・天神の旬の花蜜を集めてくる
ミツバチの世話を終えた後、蜂蜜の試食を記者に促す女性社員。甘みはすっきり、口当たりは柔らかで、とてもおいしかった









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