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「離乳食教室」を記者が受講 「イクメン」に少し近づけた?

2017年08月12日 03時00分 更新

記者:東祐一郎


  • 多くの子連れが参加した離乳食教室

  • 離乳食作りの実演をする管理栄養士

  • 離乳食の試食。自分自身で食べることで、味付けや食材の状態がより具体的に分かる

「少量ずつ」「薄味で」…試食して体感

 「離乳食、作ってくれたら楽なんやけどなあ」。昨年の春、生後およそ半年の第1子の子育て真っ最中だった妻の何げない一言に、自身のふがいなさを感じた。普段の料理はおろか、ただでさえ仕事ばかりの私は、家事も育児も“丸投げ”の状態。年末には第2子が生まれる予定で、何とかしないと夫婦関係にひびが入ってしまう。「どうしたものか」と思案中、北九州市の小倉北区役所主催の「離乳食教室」の存在を知った。「イクメン」に少しでも近づけるよう、教室に参加してみた。

 教室に入ると、まだハイハイもできないぐらいの月齢の赤ちゃんを抱えた母親たちが大勢いた。今回の参加対象は6カ月までの乳児がいる家族で、父親の姿もちらほら。「同志よ、頑張ろう」と心の中でつぶやいた。

 まずは「離乳食とは何か」を学ぶ講座からスタート。「食べることの楽しさを十分に体験することが重要なんです」と講師の同区役所の管理栄養士。アレルギーの心配のないおかゆが最初、初めての食材は一日1種類まで−。ほとんど知らなかった離乳食の重要な基礎知識を学び、私にもできるような気がしてきた。

 妻が離乳食をわが子に与える姿を見た際、頭をよぎった疑問があった。「わずかこれだけの量で、栄養は足りるのかな。もっとあげなくていいのかな」。講師が「(乳児が)食べることを楽しみ、学ぶのが離乳食の目的。量にはこだわらないで」とポイントを解説してくれて、納得がいった。

 講座の後は、いよいよ実演だ。衛生上の観点から、教室参加者は講師の作る食事を見て学ぶ仕組みだ。この日披露されたのは、つぶしがゆ、リンゴのくず湯、魚のみぞれ煮など約10種類。それぞれの食材は裏ごしするなどしてポタージュ状になるまで調理。水で溶いた片栗粉でとろみをつけると、食べやすくなることも知った。

 実演後は、参加者がそれぞれの料理を試食する。調理されたものを食べてみた。歯が生えそろっていない赤ちゃんが食べることが可能な範囲や、味付けが具体的に体感できる。

 大人の舌ではほとんど味がしないレベルだが、講師の先生は「塩分は少なくするのが大切」と強調した。味が濃いと、乳児に腎臓などへの負担がかかるという。実践想定の料理方法を学ぶことができた。

 同じグループに夫婦で参加していた久野祐司さん(39)は生後7カ月の長女を子育て中。終了後、「味付けの仕方がよく分かった。これからに生かしたい」と意欲満々だった。私も次に生まれてくる子どものため、「おいしい」と思ってくれるような離乳食を作れるよう頑張らねば。










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