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考える力、行動力、チャレンジ精神を重視 ふくや(Q&Aと動画付き)

2017年08月01日 03時00分 更新

記者:田中良治


  • 山中崇彦(やまなか・たかひこ)人事課長

  • ふくやのロゴ

山中崇彦(やまなか・たかひこ)人事課長

 育児と仕事の両立を支援するため、育児休業を終えて業務に復帰する際、働き方を選択できる制度を設けている。働き方は、時短勤務のほか「土日祝日のシフトには入らない」「残業せず定時に退社する」など計6種類。期間は子どもが小学校に入学するまで。育児支援として、勤務時間中の授業参観参加も認めている。

 「どこでも通用する人材を育てたい」との思いから、研修にも力を入れている。福岡県内で活躍する企業のトップを招き、管理職に話をしてもらう「ふくや大学講演会」を年1回開いているほか、通信教育やセミナーの受講料補助、検定の合格者に受験料を返金する制度なども設けている。

 これまで、めんたいこは贈答需要に支えられてきたが、お中元やお歳暮を贈る習慣が徐々に薄れてきている。贈答以外に新たな市場の開拓を進めており、自ら考え、行動力とチャレンジ精神を持った人材に期待している。

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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

※回答も動画「仲間になるあなたへの伝言」出演も山中氏。

 (1)即内定! ぜひ会社に迎えたい人材とは?

 重視しているのは「考える力」「行動力」「チャレンジ精神」を持っている人物だ。過去の成功体験が通用しない時代。これまでの仕事のやり方を学ぶだけではなく、自ら仕事のやり方を考え、実行に移さなければならない。当然、最初からうまくいくことはあり得ない。諦めずに何度もチャレンジする人物が必要だと考えている。

 (2)採用活動で一番の悩みは?

 どうすればその人の本質を見抜けるのか、いつも頭を悩ませている。この2年間は、学生が就職支援サイトに自己PRなどのプロフィルを登録し、企業が閲覧して学生側に声をかける「逆求人型就活サイト」を活用。来てもらいたい学生に声をかけ、集団面接ではなく、1人につき1時間半から2時間かけて話を聞くような取り組みを試験的に実施している。

 (3)いま会社として一番忙しいことって何ですか?

 これまで、めんたいこは贈答需要に支えられてきたが、時代の流れとともにお中元やお歳暮を贈る習慣が薄れてきている。めんたいこの缶詰やめんたいことツナをあえた商品などの開発を通じて、贈答とは異なる新たなめんたいこの使われ方、新たな市場を探そうとしている。

 めんたいこをほぐし、チューブ型の容器に入れた商品は当社が最初に売り出したが、すぐにほかのメーカーに追随された。常に新しい商品を考えていかないといけない。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 地域社会から必要とされる会社でありたい。創業者の川原俊夫は太平洋戦争時に徴兵され、仲間のほとんどが命を落とす中、奇跡的に生き残った。「自分の命は世の中のために使おう」。そんな考えから、戦後間もなく、食料品店を開いた。地域貢献のために事業を始めた創業者の経営理念は、いまも私たちに引き継がれている。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 通信教育やセミナーなどの受講費用を補助しているほか、会社が認定する検定の合格者には受験料を返金している。研修にも力を入れており、福岡県内で活躍する企業のトップを招き、管理職に話をしてもらう「ふくや大学講演会」を年1回開いている。

 今年から、別の部署で2カ月間働く「ハイブリッドワーク」にも取り組んでいる。かつて、社員はめんたいこをつくり、自分で販売もしていた。だが、会社の規模拡大に伴って分業となり、縦割りの弊害も一部で出ている。

 他部署で学んだことを自分の部署で生かしてもらうのと同時に、組織を超えた横のつながりを強くするのが狙い。本人のスキルアップにつながり、組織も活性化する。

 (6)同業他社と比べた場合、あなたの会社の売りは何ですか?

 よりよい状態でめんたいこをお客さまに届けるため、長年、自社販売にこだわるなど品質管理に力を入れている。原材料の入庫から製造、販売まで、それぞれの段階で担当者が徹底的に品質をチェックしている。また、「接客によって味が変わる」との考えから、接客も非常に重視している。

 (7)「働き方改革」やってますか?

 子育てと仕事の両立を支援するため、育児休業から復帰後、働き方を選択できるようにしている。「土日祝日のシフトに入らない」「残業はしない」「勤務時間を短くする」−など計6種類。残業の削減や有給休暇取得の促進にも取り組んでいる。

 ※ふくやのホームページはこちら

ふくや
 1948年、創業者の故川原俊夫氏が福岡市博多区・中洲で食料品店を開業。49年に販売を始めた「味の明太子」は、75年の山陽新幹線(新大阪‐博多)全線開業をきっかけに、福岡の名産品として全国に知られるようになった。3月末現在、福岡県内を中心に39店舗を展開。2017年3月期単体の売上高は148億円。従業員数は597人。









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