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修治の大人の相談室 R25

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Q)不惑を目前に、友人が結婚したいと言い出しました…。

2017年08月03日 03時00分 更新

記者:中村修治氏


  • 中村修治氏(なかむら・しゅうじ) キナックスホールディングスとペーパーカンパニーの代表取締役社長。1986年、立命館大卒。94年、福岡で独立。大手広告代理店のブレーンにもなる戦略プランナー。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた。企業顧問や福岡大非常勤講師も。ネット上でコラムを書くと数万のアクセスを荒稼ぎ。フェイスブックでは、毎月15000いいね以上を獲得。

【相談内容】

(ペンネーム:ルイージ/37歳男性/既婚/返答モード:ハード/アダルト返答:可)

 不惑を目前に、友人が結婚したいと言い出しました。彼は子煩悩で性格も素直。安定した収入もあり、見た目もこざっぱりとしています。おまけに次男。ただ一つ問題があるとすれば、それは彼が童貞だということです。

 僕は別に童貞が悪いと言っているのではありません。彼の童貞は素人童貞とかいう薄汚れた概念ではなく、まっさらさらの新品のパーフェクトな童貞です。まるで無菌室のようにクリーンです。ファーストキッスもまだかもしれません。問題は彼が相手にも同じレベルの純潔を求めてしまうという点です。

 20代の頃は「自分が初めてだから相手も初めての人がいいな」とかピュアな感じに言えていましたが、40代を前に同じセリフを吐くとなぜか狂気が漂います。「自分はここまで貞操を守ってきたのだから、相手にも同じものを求めるのは当然」という無言の白いオーラをひしひしと感じます。

 彼は長年の良き友人であり、彼ほどきちんとしていて結婚願望のある男性が結婚できないのは理不尽な気がします。かといって友人が純潔を保った理想の女性と巡り合う可能性は限りなくゼロに近いです。40を過ぎればますます状況が厳しくなるのは目に見えています。本気で結婚を目指すなら、不惑手前の今ここで、「純潔」という名の枷(かせ)を外し、全力でスパートをかけるのが最善の策だと思います。

 そんな僕の提案は「不潔」の一言で却下されてしまいました。その後「理想の相手は何歳なの?」と聞いたところ、「う〜ん、25歳くらいかな?」というふざけた答えが返ってきたので、これはまずいと思って相談させてもらいました。中年童貞の純潔へのこだわりをなくす方法を教えてください。よろしくお願いします。

【修治の回答】

 この糞インポ野郎!!!

 花びらは散っても花は散らない。
 形は滅びても人は死なぬ。



 これは、昭和24年に発行された『意訳歎異抄』の中の言葉です。親鸞は、法然は、弟子に伝えるときに、本当にこのような言葉を使ったのだろうか? 弟子たちによって美化されたものなのか? 真実を伝えようとすると、言葉もまた純化されるということなのか?


 もし、この言葉を、人に良く見られようと思って使っているとしたなら、どんな聖人も、自我にとらわれていたということです。ワタシは、ここ数ヶ月、そんなことばかりを考えていました。ひとことの裏にある数万の言葉を封印するその過程には、認められたいという欲があることを否定はできないのです。


 ワタシは、人間は、すべてゲスだと思うわけです。






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