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古里PRの音楽ビデオ、高校生とクリエーターが共同制作 宮崎・えびの市【動画付き】

2017年08月19日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • ワークショップでは画用紙がノート代わり。「えびの」で思い浮かぶ言葉を書き込んだ付せんを貼ったり(上)、シンプルなイラストを組み合わせたチャート(下)を作ったりして、感性を磨いた

  • ミュージックビデオ制作に向け、県立飯野高で7月下旬に始まったワークショップ。3年B組の生徒33人が参加している

  • えびの市のミュージックビデオを制作するクリエーター3人。(左から)「スチャダラパー」のBoseさん、「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一さん、映像作家の木村和史さん(提供写真)


 次は視聴覚室で、四つ切りの画用紙に「えびの市」をイメージしたデザインやイラストを描き、それぞれをつなぎ合わせながら自分なりに物語をつづるトレーニング。校内で撮った写真のほか、市内に点在する温泉や、古くから伝わる「田の神」信仰などをイメージした絵も出来上がった。

 終了後、生徒の河野一成さん(17)は「えびのは川の景色がとてもきれいなんです。木が並んで日当たりがよくて。これをうまく表現できれば」。袴田優杏(ゆうあ)さん(17)は「地元の魅力を見直すところが面白い。全国に、世界に地元を発信できればいい」と意気込みを語った。

 高3の夏といえば、受験や就職の準備シーズン真っただ中。飯野高の進路指導部長でプロジェクト担当の梅北瑞輝教諭(38)は「物事を見る目を磨き、視点を広げるのは、自分の考えを表現する力を身に付ける上でとても大事なこと。将来を考える時期に、いい勉強になる」と話した。

 えびの市は、宮崎県南西部に位置し、北は熊本県人吉市、南は鹿児島県霧島市などに隣接。霧島・錦江湾国立公園の一部として、えびの高原が市内に広がる。高原にはミヤマキリシマや、珍しいバラ科の植物「ノカイドウ」が自生している。

 市企画課は「市が発足した1970年に約2万9千人だった人口は現在約1万9千人で、1万人も減少した。定住を進めるため、まずは市の認知度を高めたい」としている。

ワークショップ講師の光嶋崇さん(右)と校内を歩き、印象に残る建物の造形や窓の景色を探す飯野高生たち。講義中に生まれたアイデアが、古里PRのミュージックビデオ制作に生かされる
えびの高原に広がる宮崎県えびの市。高台の九州自動車道SAから見渡すと、田園風景の彼方に韓国岳や甑岳も一望できる
カメラ付きタブレット端末で目に留まった箇所を撮影する飯野高生ら。図書室のらせん階段(上)や、カーブした校舎階段や内壁(下)などに、生き生きした表情でカメラを向けていた
ワークショップでは画用紙がノート代わり。「えびの」で思い浮かぶ言葉を書き込んだ付せんを貼ったり(上)、シンプルなイラストを組み合わせたチャート(下)を作ったりして、感性を磨いた
ミュージックビデオ制作に向け、県立飯野高で7月下旬に始まったワークショップ。3年B組の生徒33人が参加している
えびの市のミュージックビデオを制作するクリエーター3人。(左から)「スチャダラパー」のBoseさん、「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一さん、映像作家の木村和史さん(提供写真)









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