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宮崎・えびの市MV制作プロジェクト 講師の光嶋崇氏に聞く

2017年08月19日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • ミュージックビデオ制作に向けたワークショップ(WS)への思いを語る講師の光嶋崇氏。WSに備えて東京から宮崎県えびの市に引っ越し、飯野高近くの賃貸住宅で家族と暮らしている

  • 県立飯野高の生徒たちに、MV制作に備えた「デザイン思考」を講義する光嶋崇氏(中央正面)

  • ワークショップの講壇に立つ光嶋崇氏。「デザイン思考」による物事の捉え方、考え方のほか、「自分は何者か」との問い掛けも

「人の心を動かすためデザインする」
「失敗し、発見して、自分を知って」

 宮崎県えびの市の県立飯野高校3年B組の生徒33人と、音楽や映像のクリエーターたちで市をPRするミュージックビデオ(MV)を制作するプロジェクト。高校生がアイデアを寄せるワークショップで講師を務める光嶋崇さん(46)に、「デザイン」という視点にこだわった指導の切り口や、プロジェクトの意義などを聞いた。
⇒高校生とクリエーターが古里MV共同制作

Q ワークショップの進め方は?

A まずはプロジェクトの概要を説明し、制作に関わるミュージシャンや映像作家を紹介。彼らの頭の中には既に情報が入り、勝手に考え、アイデアが出始めました。続くブレインストーミングではアイデアを出す訓練。人の意見を尊重しながら、どんどんひねり出して。

Q MV制作に当たり、こだわるポイントは?

A ストーリー作り。人の心を動かすには物語性は不可欠です。自分が感動した体験を思い出すのもいい。彼らにはミュージシャンの音楽にも触れてもらった。こんな曲、こんな歌詞を作るアーティストに託す、というイメージも湧くはず。もうゼロの状態ではありません。

Q 講義内容は「デザイン思考」にこだわっている。

A MVを作るプロジェクトですが、僕たちが目指すのは、MVを使って多くの人の心を動かすこと。MVの向こうに人の心。手前に音楽と映像のクリエーターがいて、その前に生徒たちがいる。彼らがどう考え、動くかで、クリエーターの作品も、受け手の心も別物になる。作品の向こう側をイメージしながら、その元をワークショップでデザインするのです。



飯野高の生徒たちと校舎内を歩き回り、建物などの観察方法などについて語る光嶋崇氏(左)
講義では葛飾北斎の浮世絵に見いだすデザイン的バランスの講義も
光嶋崇氏がこだわる「why(なぜ)」「how(どう)」「what(何を)」の視点。ワークショップでも生徒たちに強調する
光嶋崇氏が制作した宮崎県えびの市のイメージチャート。えびの高原を中心に、風景や歴史、文化、温泉、焼酎…を連想している
光嶋崇氏の講義に真剣な表情で耳を傾ける飯野高生たち
ワークショップで生徒たちが感性を磨く場面に身近で目を細め、驚き交じりの笑顔を見せる飯野高3年B組の担任教諭(右奥)
光嶋崇氏(前列中央)を囲み記念撮影を楽しむ飯野高生ら









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