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【福岡かるた風土記】(9)人柄にじむ、光孝天皇の早春の歌

2017年09月06日 03時00分 更新

記者:全日本かるた協会8段・岡部定一郎氏


  • 光孝天皇をイメージして作った博多人形(博多人形作家協会提供)

 君がため/春の野に出でて/若菜摘む/わが衣手(ころもで)に/雪は降りつつ

 9世紀後半に第58代の皇位についた光孝天皇の歌が、小倉百人一首の15番札として収録されています。皇子時代の歌と伝わります。

 「早春の野に出て、あなたのために若菜を摘んでいたら、私の衣の袖口に雪が次々に降りかかって来ましたよ」といった意味でしょうか。

 冬の時期は野菜が少ないので、当時は早春に若菜を出す「せり」や「なずな」などを待ち受けて、大切に摘んでいました。寒い時期の情景ですが、「あなた」のことを思う気持ちが伝わる、心温まる歌ですね。人柄がにじみ出ている良い歌と評されています。

   ◇   ◇

 天皇としての在位はわずか3年半ほどですが、多くの位を歴任した人です。










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