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天神大牟田線物語

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【天神大牟田線物語】(18)戦後復興期を駆けた新型車両

2017年09月07日 03時00分 更新

記者:西鉄広報課・吉富実氏


  • 2015年まで現役として走り続けた313形電車=1952年、薬院駅で撮影(山本魚睡コレクション)

 終戦後間もなく、わが国はハイパーインフレに見舞われます。空襲で生産施設が破壊され、供給力が落ちたところへ、政府が復員軍人の給与や軍需企業への代金を一挙に支払い、市場に現金があふれたからです。

 運賃収入が主体の西鉄は物価や人件費の上昇に運賃改定が連動せず、1946年下期は創業以来、唯一の赤字決算になりました。48年頃には物不足が頂点に達し、終戦前後でも10カ月しか休止しなかった社内報さえ、この時期は用紙不足などで16カ月も発行を停止しました。

 そのような中でも、大牟田線は輸送力を増強しました。47年から2年間に車両を一挙に24両、保有数の3割以上増やします。戦時中に発注していた部品の一部が、戦後に納入されたことが有利に働きました。戦前に糟屋線(現JR香椎線)で使用したガソリン動車の転用という「荒業」による車両増もありました。










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