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熊本地震で被災「清風荘」 南阿蘇の“地獄湯”ご家庭に 源泉ボトル詰め、販売開始

2017年09月18日 03時00分 更新

記者:森井徹


  • ボトル詰めしたばかりの「すずめの湯」を手にする地獄温泉「清風荘」社長の河津誠さん(右)と副社長の謙二さん=15日、熊本県南阿蘇村

 昨年4月の熊本地震と同6月の豪雨で甚大な被害を受けた阿蘇山麓の地獄温泉「清風荘」(熊本県南阿蘇村)が、被災を免れた露天風呂「すずめの湯」の源泉をボトル詰めし、販売を始めた。家庭で極楽ならぬ“地獄気分”が味わえる。旅館再開のめどはまだ立たないが、河津誠社長(55)ら経営者3兄弟は「今は家で楽しみ、復興したら本当の温泉に来て」と再建の足掛かりにしようと意気込む。

 200年以上の歴史を紡いできた老舗旅館は、被災で全館がほぼ泥に埋まり、周辺道路も寸断された。唯一無事だったのが泥湯で知られる「すずめの湯」。適温で湧き出す源泉にそのまま入れることから「奇跡の湯」とも呼ばれ、新鮮な湯がもたらす効能を求め、客が絶えなかった。

 地震後、「温泉だけでも入りたい」との声が相次ぎ、源泉自体を商品にすることを決めた。「ふたを開けた瞬間に硫黄の香りが漂う。湯船に加えて地獄温泉の風景を思い浮かべて」と副社長で次男の謙二さん(54)。鮮度を保つため、注文を受けてから山に登りボトル詰めをするという。

 阿蘇山上へつながる近くの県道は10月4日に通行が再開され、旅館の解体もようやく始まる。早ければ来春にも日帰り入浴ができるよう準備を進めている。360ミリリットルで税込み756円。旅館のホームページで注文できる。










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