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関門の夜景 バスで堪能 無料の宿泊客限定便に試乗

2017年09月25日 03時00分 更新

記者:野村創


  • 火の山公園からの夜景。関門海峡を挟んで奥に見えるのが門司区、手前側が下関市

  • 夕暮れどきにライトアップされた門司港レトロ地区

 北九州市と山口県下関市に宿泊する人を対象にした無料の「関門海峡ぐるっと夜景バス」が今月、本年度の運行を始めた。関門地区を滞在型観光地として売り込もうと、両市が連携して昨年度から宿泊客限定で始めた取り組みだ。どんな眺望が楽しめるのか。試乗してみた。

両岸に連なる明かり壮観

 「関門海峡を挟んで下関市の街並みがはっきり見えてきました」。午後6時にJR小倉駅前を出発して十数分。ガイドの上野紋(あや)さん(34)の案内で窓をのぞくと、海の向こうに本州の景色が広がった。乗客は私を含め22人。この日は関西以東の観光客が多かった。

 最初の目的地は、北九州市門司区の門司港レトロ地区。大正や昭和ロマン漂う街並みが残る。着いたのは日の入り前だったが、空は徐々に暗くなり、ライトアップされた橋や建物が幻想的だった。11月にイルミネーションも始まるという。

 午後7時、日が落ちた門司港を後に関門橋を渡って下関市へ。橋の上から見ると西側に関門の街、東側に門司の工場群の夜景が広がった。「見上げたり、渡ったりして、いろんな関門橋を見られるのがこのツアーの魅力です」。上野さんが楽しみ方を教えてくれた。

   ◇    ◇

 下関市では商業施設「カモンワーフ」から対岸の門司港を眺めた後、高さ約230メートルの展望台がある火の山公園に向かった。ライトアップされた関門橋が眼下に広がり、海峡を挟んで両岸に明かりが連なる景色は壮観だ。「九州と本州の夜景が一望できるなんて。期待以上に素晴らしい」。友人と訪れた千葉県市川市の会社員、小尾(おび)俊さん(30)は感激した様子だった。

 小尾さんは小倉競馬場のレースを楽しもうと、1泊2日で友人と北九州市を旅行中に、インターネットで夜景バスの存在を知って参加した。「個人で夜景スポットを回るのは難しいので素晴らしいプラン。無料なのもいいですね」

 夫婦で訪れる人も目立った。東京都品川区の主婦神田美保子さん(59)は夜景バスの存在を知って滞在を1日延ばした。「特に火の山公園の景色が素晴らしかった。時間を忘れて楽しめた」と満足そうだった。

   ◇    ◇

 夜景バスは国の地方創生推進交付金を活用し、2019年度まで両市が運行。その後は民間で運行できる仕組みを整える予定だ。本年度は毎週土曜日を中心に来年3月末まで走らせる。

 「空気が澄む冬場には、もっと美しい景色が見えますよ」と上野さん。両市に宿泊して夜景バスに乗車するのはもちろん、マイカーで同じコースを巡ってみても楽しめそうだ。

■関門海峡ぐるっと夜景バス JR小倉駅と門司港駅からのコースと、下関駅が起点のコースの2種類ある。所要時間は北九州市発着が約3時間、下関駅発着は約2時間半。両コースとも定員は40人で、事前予約が必要。門司港レトロ総合インフォメーション=093(321)4151。









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