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トゥクトゥク全てEVに タイ政府構想 観光客に人気の三輪

2017年10月09日 03時00分 更新


  • バンコクの街角で客待ち中のトゥクトゥク

 【バンコク浜田耕治】タイで観光客に人気の三輪タクシー「トゥクトゥク」が、環境に優しい乗り物に生まれ変わるかもしれない。タイ政府が国内のトゥクトゥクを2022年までにすべて電気自動車(EV)に切り替える構想を打ち出し、注目を集めている。

 トゥクトゥクは、リズミカルなエンジン音が名前の由来。車両に屋根はあるがドアや窓のない吹き抜けで、走行中に受ける風の爽快感が観光客に人気だ。しかし、燃料はガソリンや液化天然ガス(LNG)で、黒い排ガスをまき散らすことへの批判もあった。

 国内のトゥクトゥクは約2万2千台。政府は4日、全車両がEVの「eトゥクトゥク」になれば、年間2万トンの石油消費量の削減につながると発表。第1弾として改造を希望するオーナーに最大で35万バーツ(約115万円)の補助金を支給し、18年中に100台をEVに切り替える計画だ。

 トゥクトゥク運転手の反応はさまざまだ。運転手歴30年のプーミンさん(47)は「実現はあり得ない」と断言する。「政府が全額補助するならいいが、EVは電池だけで10万バーツする。貧しい私たちに負担は無理だ」

 サティアンさん(57)は20年間使っている愛車を見つめ、「エンジン音に愛着はあるが、これも時代の流れ」と寂しげ。「世界的に珍しい三輪のデザインが変わらなければ、魅力は不変だ」と強がった。










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