ようこそ ゲスト様

qBiz 西日本新聞経済電子版

福岡スタイル

一覧ページへ

「ギロッポン」より「マツロッポン」 今、福岡で一番熱い街・六本松 閑古鳥からV字回復

2017年10月13日 03時00分 更新

記者:福間慎一


  • 地下鉄を上がると、かつての六本松からは想像も付かない風景が広がっている

  • 魅力的な飲食店も多く残る六本松。来年以降、さらににぎわいが増すかもしれない

  • 六本松421の東端にたたずむ「青陵乱舞の像」。学生街の記憶を今に伝える



 新たな一歩を刻み始めた六本松。六本松商店連合会の会長も務める眼鏡店「光和堂」の大島さんは、「明かりが漏れる街によみがえってほしい」と願う。かつて軒を連ねた商店街は夜になっても店の明かりが通りを照らし、行き交う人が声を掛け合う場所だった。大島さんにとって「六本松421」は、そうした街の風景を取り戻す「核テナント」なのだ。

 小料理店「なぎさ」の店主、名郷梅子さん(70)も「六本松もだいぶ変わったねえ。でもまだまだ変わるやろ」と期待する。1979年に開店し、40年近くにわたって学生やサラリーマンに親しまれてきた。約30年前に始めたランチは、メーンのおかずにご飯とみそ汁、漬け物、小鉢2品というボリュームで750円という"六本松価格"。かつては教官に学生が連れられて来ていたが、これからは法曹関係者らでにぎわうことになりそうだ。

 マツロッポン探索の終わりに、六本松421の東端に回ってみた。ここには制服、制帽姿で手ぬぐいを手に踊る3体の銅像がある。九大の前身の旧福岡高等学校の同窓会がキャンパスに建て、学生に親しまれていた「青陵乱舞の像」を移設したものだ。

 時代は変わっても、学生街の記憶とともに彼らは六本松を見つめ続けるだろう。

「六本松421」(左側)が開業し、生まれ変わった六本松
3-6階にある福岡市科学館の入り口。長蛇の列が連日続いている
六本松にあった九州大教養部。手前は別府橋通り(1969年10月撮影)
商店と人でにぎわっていた六本松の新道商店街(1975年8月撮影)
往時を振り返る「光和堂」の大島達男さん
取り壊される九大の校舎(2011年1月撮影)
大島さんが持っている1965(昭和40)年の六本松周辺の地図。左下の広大な九州大の用地に比べ、そのほかの部分は住宅や店舗がぎっしり並んでいる
六本松は、市民のオアシスである大濠公園に近く、天神などの都心へのアクセスも良い









特集 qレポートの最新記事



そもそもqbizとは?

Recommend

ランキング

Recommend

特集 最新記事

コラム 最新記事