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投票率を台風が「直撃」? 九州に22日接近、荒天の恐れ 実際は裏付けなし

2017年10月21日 03時00分 更新

記者:古川努、本田彩子、飯田崇雄


  • 期日前投票所前で列をつくる有権者。期日前投票者は前回衆院選より増えている=12日午後、佐賀市役所(撮影・梅本邦明)


 超大型台風が、よりによって22日の衆院選投票日に列島を直撃する恐れが出てきた。気になるのは投票率。無党派層だけでなく組織票にも影響しかねないだけに、各陣営とも支持者に期日前投票を呼び掛け、守りを固める。「風が吹けばおけ屋がもうかる」というが、選挙戦最終盤の「暴風」はどの政党に味方するか。

 気象庁によると台風21号は20日、勢力を強めながらフィリピン沖を北上。台風本体の雨雲と本州付近に停滞する秋雨前線の影響で、21日から西日本から東日本の太平洋側で非常に激しい雨が降る恐れがある。九州には22日、非常に強い勢力を保って接近し、23日には本州に近づく見通しだ。

 「ぎゃあああああ。台風が投票日に直撃との予報がでています。雨だと投票率が下がります。台風だと…。期日前投票をもっともっと呼びかけましょう!」。立憲民主党は17日、ツイッターの公式アカウントで、こんな投稿をした。

 無党派層が多いとされる福岡2区の希望元職陣営は「投票率が上がれば有利なのだが」と台風の行方にやきもき。支持者に「当日は台風が来るかも。早めの投票を」と促す。一方、福岡3区の自民前職陣営は「無党派層からの支持もあるが、気にしても仕方ない」と冷静だ。

 そもそも、雨が降れば投票率が下がるという「定説」は本当か。福岡県内の過去の衆院選を確認したところ、戦後最低の40%台後半だった前回2014年12月は「晴れ時々曇り一時みぞれ」と確かに荒れ模様。ただ、50%台後半だった低投票率の選挙をみると、12年12月は「晴れのち曇り」▽03年11月は「曇り時々雨」▽1996年10月は「晴れ」−と天気はばらばらだ。

 近年、投票率が60%台後半と高かったのは05年9月と09年8月。いずれも荒天ではなかったが、前者は劇場型の「郵政選挙」、後者は民主党への政権交代が起きた選挙。争点が絞り込まれ、無党派層による「風」が吹いた。天気との因果関係はよく分からない。

 風速15メートル以上の強風域が半径800キロを超える超大型台風は15年10月以来。海上は猛烈なしけとなる見込みで、九州では投票箱の運搬などに支障が出る可能性のある離島で繰り上げ投票を決めたところも。宮崎県串間市の築島などは2日早めて20日、福岡県糸島市の姫島、大分県佐伯市の大島などは21日に投票を行う。










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