ようこそ ゲスト様

qBiz 西日本新聞経済電子版

福岡かるた風土記

一覧ページへ

【福岡かるた風土記】(11)時超える貴公子の歌

2017年11月15日 03時00分 更新

記者:全日本かるた協会8段・岡部定一郎氏


  • 在原業平を題材に作った博多人形(博多人形作家協会提供)

 ちはやぶる/神代も聞かず/竜田川/からくれないに/水くくるとは

 前回紹介した在原行平の弟で平安前期の歌人、業平の歌が小倉百人一首の17番札です。というよりも、福岡市出身の漫画家、末次由紀さんの人気作品のタイトル(漫画では「ちはやふる」)になっている歌、と紹介した方が早いでしょうか。まずは歌の説明から始めましょう。

 竜田川とは、現在の奈良県斑鳩(いかるが)町を流れる川のこと。紅葉の名所として有名で、古今和歌集などで多く歌われている所でもあります。その川面を紅葉が流れる様子が屏風(びょうぶ)の絵に描かれ、その絵に掛けて詠んだといわれる技巧的な作品です。

 「遠い神代の昔にも聞いたことがないよ。こんなに竜田川の水が深紅に染まった話は…」といった意味でしょうか。

   ◇   ◇

 有能な官僚で真面目な印象が強い兄の行平とは異なり、業平は多情多感の貴公子で、有名な「伊勢物語」の主人公とも言われています。










オン&オフ 九州見聞録の最新記事



そもそもqbizとは?

Recommend

ランキング

Recommend

特集 最新記事

コラム 最新記事