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「めんたいこ」と福博 満喫 博多の食と文化の博物館 ハクハク

2017年11月16日 03時00分 更新

記者:飯田崇雄


  • 手つきは優しく、きびきびと容器にめんたいこを移し替える。機械ではできないところだ

  • 見学コースには、ふくや初代の故川原俊夫さんが戦後に中洲市場に開いた店舗の雰囲気が再現されている

  • 唐辛子やいりごま、黒こしょうなどを入れ、好みのめんたいこを仕込む手作り体験も

 福博土産の代名詞となって久しいめんたいこ。戦後の焼け野原が広がる博多・中洲で製造を始めた「ふくや」(福岡市博多区)は、東区社領にある工場に見学コースを設け、作り方を公開している。施設の名は「博多の食と文化の博物館 ハクハク」。意外にも、めんたいこの文字が入っていない。福博のいろんな「食と文化」に触れることができる、ということらしい。空港やJRの駅から近く、観光客の人気スポットになる予感もした。

 ■「へえ」がいっぱい

 エントランスに入った瞬間、目に飛び込んできたのが赤と黄の「ハクハク」の文字。角張ったゴシック体で、めんたいこのイメージからはほど遠い。「博多祇園山笠の長法被に織られた幾何学模様をモチーフにしたそうです」と案内役の大生(おおばえ)晶子さん(31)。思いがけない“出迎え”に「へえ」とうなってしまった。

 「めんたいこには粒がしっかりした成熟卵の『真子(まこ)』を中心に使います」。めんたいこは、スケトウダラの卵を塩漬けにした「塩タラコ」をたれに漬け込んでつくる。それは知っていたが、そもそもタラコの状態によって呼び名があるなんて知らなかった。未成熟卵をその食感から「ガム子」、真子の一歩手前が「早真子(はやまこ)」、放卵が始まった完熟卵を「目付(めつけ)」、放卵が進み液状になった「水子(みずこ)」…。魚卵を食べる文化が発達していることを思い知った。










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