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出島130年ぶり交流の架け橋 秋篠宮ご夫妻渡り初め

2017年11月25日 03時00分 更新

記者:布谷真基、小川俊一


  • 「出島表門橋」の渡り初めをされる秋篠宮ご夫妻とローレンティン妃=24日午後4時すぎ、長崎市

  • 秋篠宮ご夫妻とローレンティン妃を中心にテープカットする記念式典の来賓ら。奥は出島和蘭商館跡(代表撮影)

 江戸時代の鎖国期に海外との唯一の交易拠点とされた出島(長崎市)の玄関口と対岸を約130年ぶりに結ぶ「出島表門橋」の完成記念式典が24日開かれ、秋篠宮ご夫妻のほか、ゆかり深いオランダの王室からローレンティン妃が出席されて橋の渡り初めをされた。

 出島は、ポルトガル人の居留地として幕府が1636(寛永13)年、長崎の町人に築造させた扇形の人工島で、その後、日蘭貿易の拠点となった。かつて中央部には長さ4・5メートルの石橋があったが開国で出島が役割を終えると周囲の埋め立てが進み、石橋も撤去された。1951年から長崎市が主体となって復元事業を進めている。

 国指定史跡「出島和蘭(オランダ)商館跡」の対岸で行われた式典には約800人が出席。秋篠宮さまは「当時と同じく橋を渡って出島に出入りすることができるようになるという記念すべき日を迎えました」と述べられ、ローレンティン妃は「私たちの先祖の足跡をたどって平和で明るい未来に向かって橋を一緒に渡りましょう」と日本語であいさつした。一般客の利用は25日から。

   ◇   ◇

国際交流や観光資源に期待 

 長崎市の国史跡、出島和蘭(オランダ)商館跡に架かる「出島表門橋」で24日にあった橋の完成記念式典で、出席者からは江戸期の姿を取り戻した橋の復元により国際交流が深まり、新たな観光資源にもなるよう期待する声が聞かれた。

 式典では南蛮衣装姿の子どもが出島側から、着物姿の子どもが対岸から橋を渡り、中央で触れ合う演出があった。秋篠宮さまは「橋の完成が新たな交流の始まりとなり、4世紀にわたる長崎とオランダとの友好関係がさらに発展してほしい」と述べられた。オランダ王室のローレンティン妃は「出島は両国が共有する歴史的シンボル。橋の完成を機に両国の絆がさらに強くなった」と語った。

 橋を復元した市は対岸に公園も整備。田上富久市長は園内9カ所にオランダ生まれの人気キャラクター「ミッフィー」が隠れていると式典で明かし「世界の子どもが集まり、一緒に探す姿を想像するだけで幸せになる」と話した。

 商館跡地は式典に伴いこの日は休館。日帰り旅行で訪れた福岡県春日市の大学4年中村圭織さん(22)は「休館は残念だが、教科書で見たあの橋の復活という歴史的瞬間に立ち会えた。次は絶対渡りたい」と語った。










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