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福岡の路面電車「西鉄1000形」熊本で快走 「還暦」なんの輸送力健在

2017年12月08日 03時00分 更新

記者:丹村智子


  • 通勤通学客が乗降する熊本市電の「西鉄1000形」車両(撮影・壇知里)

 かつて西日本鉄道(福岡市)の路面電車として使われ、今年3月に熊本市電で復活した車両「西鉄1000形」が貴重な輸送戦力になっている。2両編成の車両はラッシュ時に増便され市街地を快走。福岡市で親しまれたクリーム色と栗色の「還暦」車両が元気に熊本市民を運んでいる。

 熊本市電は均一料金導入などの効果で乗客が増加。JR豊肥線が一部不通になるなどした昨年4月の熊本地震以降はさらに利用客が増え、朝のラッシュ時は乗り切れない人が電停にあふれることもあった。

 熊本市電の車両は8割が定員約70人の1両編成で、2両編成の定員も約80人にとどまる。そこで見直されたのが2両編成、定員130人の西鉄1000形。鉄道ファンの要望に応える形で今年3月に復活した際は朝の1往復だったが、5月からは夕方を含む3往復に増便された。市電を運行する熊本市交通局は「頼もしい車両。重宝している」という。

 車両は市交通局が約40年前に西鉄から買い取り、2009年まで使用したものだが、もともとは1957〜75年、路面電車として福岡市内を走っていた。西鉄広報課の吉富実さん(63)は「大量輸送が求められた高度成長期の車両は時代遅れとも言われたが、今も活躍の場はあるんですね」と感慨深げだ。










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