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「球磨川下り」存続危機 熊本地震が追い打ち、2期連続債務超過 市民協力で再生案策定へ

2017年12月17日 03時00分 更新

記者:永柄信行


  • 急流を木舟で進む球磨川下り

 熊本県人吉市の観光の屋台骨を支える第三セクター「くま川下り」の経営が正念場を迎えている。熊本地震の風評被害が低迷に追い打ちをかけ、2期連続の債務超過に陥り、事業再生計画の策定に取り組む。16日は市民対象の意見交換会を開いて再生策を探り、17日にはこたつ舟の体験イベントを催すなど、“荒波”を乗り越えようと懸命だ。

 16日の意見交換会。「関係者の危機感が足りないのではないか」「市民の愛着がない」。参加者から手厳しい声が出る一方で、「川下りが倒れれば人吉も倒れる」と事業継続の必要性を訴える意見もあった。

 日本三大急流の一つ、球磨川で船頭が操る木舟に観光客を乗せる川下りは100年以上の歴史を持つ。1981年に13万7千人の利用客を記録して以降、レジャーの多様化などから減少傾向となり2012年には3万人を割り込んだ。経営状況も悪化し、7期連続で経常赤字を記録。熊本地震が起きた16年度は、利用客の落ち込みが激しく、債務超過額は前年の約400万円から、約1700万円と大幅に拡大した。

 現状では銀行借り入れもままならず、三セクに半額を出資する人吉市は、事業再生計画策定への助成金支出を決め、来春を期限に作業を進める。市は19日、再生策の方向性を議会に報告予定だが、市民を含めた議論の広がりが再建の鍵を握る。

 17日は、こたつ舟を借り切りモニター客を招待する。流行の写真共有アプリ「インスタグラム」などでの情報発信などを呼び掛けるという。










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