ようこそ ゲスト様

qBiz 西日本新聞経済電子版

2017九州豪雨

一覧ページへ

九州豪雨で初の関連死認定 車中泊の翌日死亡 朝倉市

2017年12月28日 03時00分 更新

記者:末広浩

 福岡県朝倉市は27日、市内に住んでいた80代の男性を、7月5日の九州豪雨による災害関連死と認定した。男性には持病があり、豪雨当日に車中泊をして翌日に死亡した。市は災害と死亡の因果関係は明らかと判断した。九州豪雨の関連死の認定は、被災した福岡、大分両県を通じて初めて。

 関係者によると、男性は7月5日、持病の治療で朝倉市内の病院を受診後、車で同市松末(ますえ)地区にある家へ向かう際に豪雨に見舞われた。道路が通れなくなり、途中にあった市内のスーパー駐車場に車を止め、一夜を過ごして体調を崩した。翌6日に入院したものの、その日に亡くなった。

 災害関連死は通常、市町村が医師などの専門家を交えた審査会を開いて認定を判断する。朝倉市は現在、審査会の設置要綱を策定中で、近く審査会を立ち上げる予定。市は、男性の死亡は豪雨翌日であり、死因について診断書に「被災に伴う心労による血圧上昇で病状悪化」といった内容が記されていることなどから、災害関連死は明白と結論づけたという。

 災害時にマイカーなどに寝泊まりする車中泊を巡っては、昨年4月発生の熊本地震でも高齢者を中心に持病の悪化で亡くなるケースが相次ぎ、災害関連死を認定された人も少なくない。

 男性は市に隣接する同県筑前町に住民票があったが、松末地区の家に住んでいる実態があったという。男性の妻が12月上旬、医師の診断書を添えて災害関連死を申請。認定を受け、男性の遺族には災害弔慰金が支給される。

 朝倉市は今後の申請については、設置する審査会で認定の判断を行う方針。

 九州豪雨では福岡県と大分県で計39人が犠牲(直接死)になり、同市ではまだ2人が行方不明となっている。










九州経済 ニュースの最新記事



そもそもqbizとは?

Recommend

ランキング

Recommend

特集 最新記事

コラム 最新記事