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若手大事に研修再整備 西日本シティ銀行(Q&Aと動画付)

2018年01月16日 03時00分 更新

記者:中野雄策


  • 谷川浩道(たにがわ・ひろみち)頭取

  • 西日本シティ銀行のロゴマーク

谷川浩道(たにがわ・ひろみち)頭取

 ブランドイメージをより高めることを目指している。「銀行は」と言えば、真っ先に浮かべてもらえ、行くと心が温まる銀行になりたい。それがメガバンクとは違う地銀の良さだからだ。東京などに出た優秀な人材に就職で戻ってきてもらうためにも、ブランド力の向上が必要になる。

 そのために、(1)自ら考え、自ら行動できる力(2)新しいものを作りあげる想像力、企画力(3)人間性と情熱−の三つのうち、二つはそろう人材がほしい。銀行マンは、人さまに奉仕するのが仕事。人のために働き、自らの喜びにかえることが大切だと考えている。

 受け入れる側としても本年度、研修メニューを再整備した。新入行員の1年先輩が電話の取り方などから面倒を見る。そんな形で配属することで、離職率を減らせた。35歳未満の行員には、希望するキャリアデザインに沿った研修や面接を行うなど、入行後の若手を大事に育てることに努めている。

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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

 ※回答は谷川頭取。動画「仲間になるあなたへの伝言」出演は若手社員

 (1)即内定!ぜひ会社に迎えたい人材とは?

 西日本フィナンシャルホールディングス(以下、西日本FH)の設立により、新たなビジネスモデルやフィンテックなど時代の変化にも柔軟に対応できる土壌ができた。西日本FHを通じて先進的な金融ビジネスに挑戦できる強みを生かし、「総合力ナンバーワンの地域金融グループ」を目指す。

 その実現のために二つの「ソウゾウリョク」を持つ人財が必要だ。どのようなビジネスがあるのか、お客様はどう考えているのかを思い描く「想像力」。もう一つは、新しいものを創り上げる「創造力」。自ら考え、自ら行動できる人を期待する。

 (2)採用活動で一番の悩みは?

 現在の採用活動は企業の採用意欲が高く、学生の「売り手市場」だ。そのため業界研究・企業研究が不十分なまま就職活動を行っている学生が多いように感じる。入行後のミスマッチを防ぐために、説明会や面接時に銀行業務の良い部分だけでなく大変な部分も説明し、銀行業務に対する理解を深めていただくよう心がけている。またインターンシップを通して当行の業務への理解に加え、行員とコミュニケーションをとることで雰囲気を感じていただくようにしている。

 (3)いま会社として一番忙しいことって何ですか?

 「銀行業とはつまるところ人であり、心である」という信念のもと、あたたかな心とチャレンジ精神を持ち、自由闊達(かったつ)で積極果敢に行動する人づくりに努めている。経営理念に掲げているのは「期待に応える人づくり」。銀行員が接するのは「企業」でなく「人」であり、人と人との関わりが全ての中心だ。

 ハード面においては、西日本シティ銀行創立10周年を記念して「ココロ館」を2017年3月に完成させた。人財育成の拠点としてフル活用していく。

 金融ビジネスを取り巻く環境がかつてないスピードで変化する中、お客さまをはじめ、当行に関っていただいているすべての方に「西日本シティ銀行の行員は何かが違う」と感じていただけるよう人財育成を全行で進めている。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 金融に限らず社会構造が大きく変化しており、多くの分野で人工知能(AI)やロボット技術が活用され、当行の業務内容も変化している。お客さまが当行へ求めるサービスも変化しているが、10年後も地方銀行の本分であるお客さまに近いサービスに対する需要は依然として多いだろう。

 強みや良いところを残しつつ、先進的なビジネススタイルも取り込んだフィナンシャルグループとして独自のビジネススタイルを構築していきたい。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 本年度、2年間の新入行員育成計画(マスタープラン)を改定した。1年目は、4月に1カ月間の新入行員研修を行った後、2カ月ごとに1週間かけてフォロー研修を行い、若手行員の成長をサポートする。また、2年間で習得してほしい実務項目をまとめた「スキル認定表」を策定。フォロー研修で学んだ内容と現場での実務経験をリンクさせることで、早期のスキル向上を図っている。

 (6)同業他社と比べた場合、あなたの会社の売りは何ですか?

 地域金融機関を取り巻く環境は、人口減少や超高齢化社会の到来に加え、マイナス金利政策の導入、異業種からの金融業への参入などが重なり、かつてないペースで大きく変化している。

 西日本FHが各社を横断的に俯瞰(ふかん)しながら司令塔として機能し、グループ各社の強み・特徴を最大限発揮し総合金融力を向上させ、お客さまとともに成長する総合力ナンバーワンの地域金融グループを目指す。

 (7)「働き方改革」やってますか?

 現在、人事部員が意見を持ち寄り「働き方改革」に資する制度の構築・改定について検討している。従業員のモチベーションの向上、さらには労働生産性の向上につなげたい。

 ※西日本シティ銀行のホームページはこちら

西日本シティ銀行
 金融持ち株会社の西日本フィナンシャルホールディングス(FH)の中核銀行。2004年に西日本銀行と福岡シティ銀行が合併して発足。本社は福岡市。福岡県内を中心に185店を展開。地元企業の創業支援に力を入れ、有望な企業の発掘や育成に定評がある。昨年9月末の従業員数は3830人(男性2431人、女性1399人)。17年春の採用実績は、男性90人、女性100人。









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