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し烈な”採用レース”号砲 「うまくいっていないのかな…」学生の鋭い視線も 就活イベント・会場レポート

2018年03月01日 18時53分 更新

記者:福間慎一


  • 合同企業説明会イベントが開かれたヤフオクドーム

  • 「顔ハメ」も登場したドラッグストアモリのブース。学生が多く詰めかけていた

  • 転勤がないことをPR

  • 映像制作のVSQは、学生に分かりやすいボードでPR

 見渡す限りのリクルートスーツ。そして絶え間なく聞こえる、呼び込みの声――。

 2019年春卒業予定の学生向け会社説明会が解禁になった1日、リクルートキャリア(東京)の合同説明会イベントが開かれた福岡市のヤフオクドームは、約1万1000人の来場者でごった返した。出展したのは地場企業からナショナルブランドまで計約290社。しのぎを削る各社には、「売り手市場」の採用戦線の厳しさがにじんでいた。

振り向かせてみせる

 「家づくりを通して、全ての人を幸せにすることです!」。大音声が聞こえてきた。注文住宅などを手掛ける「よかタウン」(福岡市東区)のブースは満席で、立ち見もいる。社員の気合は満点。学生の後ろに、別の社員がいて、手で「もっとアゲて」というような合図を送っている。

 学生は熱心に聞き入っていた。「知名度がないウチが負けないようにするには、熱意しかないですから」と人事課の川元博志さん。昨年も約20人の採用目標を達成したという。

 イベント開始から30分ほどすると、学生が集まるブースとそうでないブースの明暗がはっきり分かれていた。大手企業の中にはすでに待機の列ができているところも。中古車販売などを手掛ける企業は、採用するテンポをアピールしていた。「普通の企業は5次面接でやっと部長が出てくるぐらいですが、ウチは2次で部長が来ます!」

 青果卸売の熊本大同青果(熊本市)は、<勤務地熊本市内 転勤無し!>のプラカードを掲げてアピール。「ここも、売りの一つです」と担当者。別の企業の採用担当者は、「きょうは(活動の)解禁日だから、多くの学生はお目当ての企業がはっきりしている。そこを振り向かせるしかない」。

 一方で、こんな場面もあった。

 「ちょうど今から(会社の説明が)始まるから。どうですか?ぜひ、ぜひ!」。スーツ姿の男性が、さかんに学生に声をかけた。立ち止まった女子学生4人に「お、4人、4人さんね!どうぞ!」とたたみかける。学生たちは「あ、いや、ちょっと…」と遠慮しがちに立ち去った。各社が競うように呼び込みをかける様子に、ある学生がつぶやいた。「キャッチみたいやね…」

見たいのは「雰囲気」

 「売り手市場」とは言うものの、ほとんどの学生にとっては初の就職活動。話を聞いた学生はみんな、緊張感を持って会場に臨んでいた。説明会では何に注目しているのか。


歩くのが困難なほど混雑した会場
佐賀県のブースで、特別枠について説明する職員
銀行らしからぬパンフレットで学生にアピールする鹿児島銀行









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