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ゴルフボールの回収、食品加工場貸し出し… 福岡・築上の3事業所が経営革新計画

2018年03月19日 03時00分 更新

記者:武井良範


  • 経営革新計画の承認を受けた3事業所の代表(前列)。左から古谷さん、永井さん、繁永さん

  • ふるや整骨院が行っているゴルフ場の池に入ったボールの潜水回収(築上町商工会提供)

  • アルク農業サービスが貸し出す食品加工場(築上町商工会提供)

  • ノウハンが実施している機械によるコメの検品と異物除去作業の自動化

 福岡県築上町の3事業所が新たな取り組みを行う中小企業を応援する県の「経営革新計画」の承認を受けた。池に落ちたゴルフボールの回収・販売、食品加工場のレンタル、米の検品と異物除去作業の自動化といった事業内容で、低利の融資などの支援策を利用し、事業拡大を通じて地域経済の振興や持続化を目指す。

「地域経済振興へ弾み」県が承認

 承認を受けたのは、ふるや整骨院(古谷恭平院長)▽アルク農業サービス合同会社(永井洋介代表社員)▽ノウハン(繁永大輔代表)。いずれも同町内で創業して3〜7年ほどの事業所で、経営者は30〜40代。

 ふるや整骨院の事業は、ゴルフ場の池に落ちたボールが多く、未回収になっていることに古谷さんが着目。国家資格を持ったダイバー(潜水士)が池に潜り回収。ゴルフ場から買い取り、再生してロストボールとして販売する。北九州・京築地区には同様の事業者はなく、県外のゴルフ場にも広げたい考えだ。

 農作業代行サービスや、農機具のレンタル、自社で生産した農産物の販売などを手掛けるアルク農業サービスは、希望する事業者などに加工場を貸し出す。事業者は費用や時間をかけずに加工食品をつくることができる。また、自社販売所での販売代行をすることもできる強みもあるという。

 永井さんは「(農産物を加工し、販売する)6次産業化をためらっている人も多い。その敷居を下げたかった」と狙いを語る。

 自ら栽培した米や農水産物を使った炊き込みご飯などの販売、飲食業を展開するノウハンは、これまで手作業で行っていた米から不良米や異物を除去する作業を、専用装置を導入することで従来の約20倍の速さで対応するという。大量生産や価格競争力を強化し、お土産や贈り物などとして販路拡大を目指す。

 築上町商工会によると、県内では年間300〜400件前後の経営革新計画が承認されているが、同町で同時に3件の経営革新計画が承認されたのは同商工会が発足して初めてという。

 3事業所の代表らは2月8日、町役場に新川久三著長を訪ね、計画を説明した。新川町長は「事業を拡大し、多角経営に期待している」と話した。










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