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フェイスブックにブーイング、「Steemit」交流会で起きる

2018年03月14日 03時00分 更新

記者:井上直樹


  • 交流会に参加した「Steemit」の利用者たち。左の男性がTJ

  • 交流会にはユーチューバ−ならぬ「DTuber」もいた。動画に良い評価が付くと、やはり報酬が得られるという。

 「サイレントディスコ」「空港で逆立ちするヨガ」―。こんな聞き慣れないキーワードが耳に残って離れない。2月上旬、米国発祥のSNS「Steemit(スティーミット)」の利用者が集まる交流会が東京であり、参加した。その会場で出会った米国在住の男性「TJ」(28)から聞いた言葉だ。

 Steemitは、ブロックチェーン技術を活用して2016年にスタートしたメディアだ。書き手が記事を投稿して、他の利用者から良い評価を受けると、トークンで報酬が分配される。「良い」記事を早く見つけた人や、評価が高いコメントをした人もトークンを得ることができる。東京で開かれたユーザーの交流会には約30人が集まった。日本人だけでなく、TJのような米国のほか、韓国からの参加者もいた。

 TJは、販売サイト「eBay」で車のパーツを販売する仕事をしているほか、参加者がヘッドホンを掛けて踊るクラブイベントの企画もしているという。このイベントのスタイルが「サイレントディスコ」。いろんな音楽がヘッドホンからのみ流れ、文字通り、会場は静かだ。TJは「ヘッドホンのランプが緑や赤に変わり、どの音楽が流れているかが分かる。同じ色の人の近くに行って踊るんだ」と語る。

 彼の話を聞いたのは、クラブが多い六本木のバーだった。大音量で音楽も流れている。「サイレントディスコは踊りに集中できて、ナンパも少ない。話したくなったら、ヘッドホンを外せば静かにしゃべれるんだ」と笑顔でメリットを説明してくれた。
 
 彼は複数で行うヨガ「アクロヨガ」の愛好者でもあるようで、空港の待合時間にも、六本木の路上でも人の肩で逆立ちしていた。

 ちなみに会場で「フェイスブック」が話題になると、ある外国人女性が「フェイスブック、BOO!」とブーイングを始めた。Steemit
は投稿で書き手が報酬を得るのに対し、フェイスブックは投稿が集まったニュースフィードで管理側が広告収入を得ていくためらしい。



井上直樹(いのうえ・なおき)<br />
記者。鹿児島銀行、熊本日日新聞社を経て、2014年西日本新聞社入社。経済部に所属後、17年夏から西日本新聞メディアラボ兼ビジネス開発部。熊本県出身。









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