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謎のキャラ、使い方も不明? 福岡・大刀洗町のKNKが新商品 ぷよぷよ樹脂製「ご自由に」

2018年03月19日 03時00分 更新

記者:大矢和世


  • 使い道のアイデアを募集している「ペチもとペチろー」

 「使い方が分からない商品」がキャッチフレーズ。ぷよぷよとした樹脂製で、手足のような突起物があり、首元にはネクタイの結び目。引っぱるとびよーんと伸びる。大きさは名刺に収まるサイズで、紙はもちろん、板にもぺたり。

 福岡県大刀洗町山隈のKNKが昨年秋に編みだした新商品「ペチもとペチろー」。ペチッと音を立ててくっつくのが名前の由来という。

 KNKの主力事業は樹脂成形。室内ライトカバーやシート部品など自動車向けの受注生産が7割を占め、これまで自社の企画製品はなかった。「受注ばかりでは利益は限られている。新たな自社製品を」。樋口正憲工場長(52)の発案で昨年春、社員6人でつくる開発グループを立ち上げた。

 とはいえ、開発費は限られ、研究者もいない。それでも「素人集団なりに考えに考え抜きました」とメンバーの轟謙二郎さん(42)。お蔵入りになっていた部品の金型に手を加え、軟らかい樹脂と組み合わせて、ペチろーを誕生させた。

 マスコット、目印…。何に使うか、手にした人に考えてもらおうと、約1500個を企業セミナーの来場者や知人などに配布した。いち押しだったのは疑似餌。ひらひらとした動きが魚の目を誘うらしく、かなりの釣果があったという。「釣り情報のサイトからも問い合わせがありました」と同じく開発グループの岩本剛さん(36)は語る。

 1985年、九州日本高圧電気として設立。配電機器製造が柱だったが2001年から樹脂成形に乗りだし「電気という社名とは結びつかない事業が増えた」と昨年9月、KNKに社名変更した。

 ちなみに、親会社の日本高圧電気(愛知)の社長は樹脂加工技術から高級寝具エアウィーヴを開発したアイデアマン。「親会社のように新しい道を切り開きたい。その第1弾がペチろーなんです」と樋口工場長。キャラは謎だけど、夢は大きい。メール=p-pechimoto@knke.co.jp










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