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「通学に時間」「駅員なし不安」 減便・無人化に戸惑い JR九州 新ダイヤ開始

2018年03月18日 03時00分 更新

記者:井崎圭、中山憲康、後藤薫平、岡部由佳里


  • 無人化された大分市のJR牧駅では、遠隔対応する機械についてJR社員が乗客に説明していた=17日午後0時半ごろ(撮影・後藤薫平)

  • ワンマン運転が始まったJR日豊線の特急「きりしま」=17日午前、宮崎駅(撮影・中山憲康)

 JR九州は17日、運行本数を過去最大の1日当たり117本削減するダイヤ改正を実施し、車掌を置かない特急列車のワンマン化や駅の無人化も拡大した。同社によると大きなトラブルの報告はなかったが、利用者からは利便性の低下や安全性への懸念を訴える声が上がった。

 日豊線の新田原−中津では時間帯によって普通列車が半減、1時間に片道1本となった。吉富駅(福岡県吉富町)から北九州市の北九州高専に通う宇都宮嵩人さん(16)は部活後の帰宅途中、駅で初めて減便を知ったという。「JR九州はもっと周知してほしかった。普段は学校から自宅まで2時間くらいだが、今日は3時間を超えそう」。一方で同県築上町の男性会社員は「JRは飲み会のときに使うくらい。鉄道事業が赤字なら減便も仕方ない」と理解を示した。

 日豊線では大分−宮崎空港の一部特急に続き、宮崎−鹿児島中央を走る特急「きりしま」の一部でも、車掌不在のワンマン運転が始まった。旅行で利用した宮崎県都城市の公務員平山顕さん(41)は「事故が発生した時に運転士1人では対応できず、運転士も心配だろう。安全第一に考えてほしい」と訴えた。宮崎市のパート従業員女性(61)は「鹿児島や大分へ行くには距離もあり、時間がかかる。列車内で具合が悪くなったときは誰に言えばよいのか、不安だ」とこぼした。

 大分市の日豊線牧駅はこの日から無人駅になり、遠隔地からオペレーターが対応するスマートサポートステーション(SSS)を導入。大分舞鶴高1年の宗ちひろさん(16)は下校が午後7時を過ぎることもあり「夜は駅員さんの目があるほうが安心」と話す。月1回、通院で牧駅を利用する大分県臼杵市の女性(83)は、3月末まで配置される案内係のJR社員に券売機の使い方を教わっていた。「表示が小さくて見えづらい。次乗るときは大丈夫だろうか」と不安顔だった。

 この日は西日本鉄道(福岡市)のバスのダイヤ改正もあり、100円循環バスのルートを博多駅−キャナルシティ博多−天神の折り返しに変更して「キャナルシティライン」と改称。午前0時以降に出発し運賃が通常の倍になる「深夜バス」も廃止した。










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