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人を育てて技術を磨く フジコー(Q&Aと動画付)

2018年03月27日 03時00分 更新

記者:岡部由佳里


  • 石井貴弘(いしい・たかひろ)総務部採用・教育室長

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石井貴弘(いしい・たかひろ)総務部採用・教育室長

 自分の意見をしっかり述べ、能動的に動ける人材を求めている。主に製鉄所内での作業請負やメンテナンス業務などを行っており、顧客との折衝も必要だ。問題解決法を自ら提案し、仕事を受注していくことが大切だ。

 会社の認知度向上のため、これまでは九州のみで実施していた大卒向けの合同企業説明会を、東北、関東、中国地方にも範囲を広げた。また新卒者にも地域を限定して働ける総合職を設けた。地元志向の学生ニーズに対応したい。

 当社の1番の売りは技術だ。溶接などの技術伝承のため、マイスター制度を設けて後進の育成に努めている。研究職では、会社から金銭や勤務上の支援を受けながら博士号を取得した従業員もいる。技術の伝承や創造を続けるには、人材の育成が欠かせない。

 今後は収益の柱を増やし、永続できる経営を目指す。金属溶射の技術を応用した光触媒技術を使った事業も新しい柱に育てたい。


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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

 ※回答は石井氏。動画「仲間になるあなたへの伝言」出演は春川幸作総務部統括次長

 (1)即内定!ぜひ会社に迎えたい人材とは?

 自分の意見をしっかり述べ、能動的に動ける人材を求めている。当社は製鉄所の操業補助の作業やメンテナンスなどを行っており、顧客との折衝も必要だ。これからの人材は待ちの姿勢ではなく、ソリューション(問題解決法)を自ら提案し、仕事を受注していくことが大切だ。

 (2)採用活動で一番の悩みは?

 学生からの応募が少ないことが一番の悩みだ。当社は一般消費者向けのビジネスではなく製鉄所内での仕事が多いため、認知度が高くない。認知度向上のために、これまでは九州のみで実施していた大卒向けの合同企業説明会を、東北、関東、中国地方にも範囲を広げた。また、新卒者にも地域を限定して働ける総合職を設けるようにした。地元志向の学生のニーズに対応できればと考えている。

 (3)いま会社として一番忙しいことって何ですか?

 収益の柱である製鉄関連事業が忙しく、特に設備保守の仕事が多い。製鉄所によっては増産傾向にある工場もあり、当社の業績の支えにもなっている。

 主力事業で収益が上がっているうちに次の一手の準備を進めようと、光触媒関連の事業にも力を入れている。昨年4月に入社した新入社員も配属するなど、人材も投入している。新しい収益の柱に育てたいと思っている。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 収益の柱を2〜3本に増やすことで、堅固で永続できる経営基盤を固めていたい。製鉄の製造方法が変わった際に仕事を失った過去の反省を生かし、独自の技術開発にも力を入れている。光触媒関連事業なども、10年後には大きな収益の柱にしていたい。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 社内の宝である溶接技術の伝承のため、マイスター制度を設けている。一定の基準を満たした人に手当を支給しており、現在5人ほどのマイスターが活躍している。新入社員1人に先輩社員1人がつく「ブラザー制度」も設けており、日々の業務のフォローをしている。また研究職では、会社から金銭や勤務上の支援を受けながら博士号を取得した従業員もいる。技術の伝承や創造を続けるには、人材の育成が必要と考えている。

 (6)同業他社と比べた場合、あなたの会社の売りは何ですか?

 何と言っても技術が当社の売りだ。特に溶接や、金属などを吹き付ける容射といった技術には自信があり、耐摩耗性のある製品をつくるのにたけている。従来の技術を応用して新しい製品を生み出すことも得意で、光触媒素材をタイルなどに吹き付ける技術も金属溶射の技術を応用したものだ。

 (7)「働き方改革」やってますか?

 昨秋から「残業管理委員会」を立ち上げ、全社的に残業抑制の取り組みを進めている。月1回、テレビ会議を通じて全工場や事業所の管理部門が残業抑制に向けた取り組みを共有したり、原因を検討したりしており、残業時間も減ってきている。

 ※フジコーのホームページはこちら

フジコー
 複合金属製品やプラント向け製品の製造・販売・補修を手掛ける。光触媒製品の製造・販売も行う。1952年創業。本社は北九州市。売上高は2017年3月期で約130億円。従業員数は約800人(17年3月31日現在)。フジコーの光触媒技術は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国際宇宙ステーション「きぼう」でのマウス実験でも使用された。









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