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外国人社員も積極採用 油機エンジニアリング(Q&Aと動画付)

2018年04月10日 03時00分 更新

記者:石田剛


  • 牧田隆(まきた・たかし)会長

  • 解体用建機のアタッチメントが並ぶ油機エンジニアリング

牧田隆(まきた・たかし)会長

 油圧ショベルの先端に付ける建物の解体作業向け製品に特化した事業を手掛けている。商品を届けるだけでなく取り付け作業まで対応できるサービスが強み。九州を中心に首都圏や東北にも着実に事業を広げている。

 創業時から若い技術者を中心に採用していたが、人手が集まりにくいことを受け、2014年から外国人の正社員採用を続けている。韓国人の大卒2人を皮切りに、現在は5カ国9人。働きぶりは貪欲で、日本人社員にもいい刺激だ。海外企業との取引や合弁企業の設立などにも貢献している。これから国籍を問わず、海外事業を担う人材をさらに強化していきたい。

 本年度から、社員の評価制度をより明確化するための「目標管理・成長シート」をつくった。上司や社長と面談しながら年間の目標を定め、実現に向かって働き方の見直しや研修の紹介などを進めていく。社員の成長を応援するのが会社の役割だと思う。


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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

 ※回答は牧田会長。動画「仲間になるあなたへの伝言」出演は本人

 (1)即内定! ぜひ会社に迎えたい人材とは?

 会社名に「エンジニアリング」とついている通り、技術者を中心とした会社。単に商品を届けるだけでなく、取り付けの作業まで技術者が対応する。その商品とサービスを提供できるのがうちの強み。背広を着て会社の営業をする人間は一人もいない。現地で技術の仕事をしながら営業もできる人材が理想だ。

 (2)採用活動で一番の悩みは?

 創業時から若い技術者を中心に採用してきたが、正直なところ、近年は新卒の応募を高校や大学に出してもなかなか応募がない。幸い、退職する社員が少ないので現状は人手不足感はあまりないが、将来のことを考えるともう少し若い層がほしい。

 そこで、2014年から海外の人材を正社員として採用している。韓国の大学で日本語を勉強した学生を2人採用したのが最初。その後、毎年採用を進めており、現在は韓国、中国、スリランカ、ベトナム、ミャンマーの5カ国の計9人が働いている。働きぶりは貪欲で、自分がこうしたいという意志を持った人が多い。外国の建機メーカーと代理人を介さずに取引できたり、台湾での合弁会社設立に関わったり、海外事業への貢献も大きい。

 (3)いま会社として一番忙しいことって何ですか?

 今年3月に台湾で建機レンタルの合弁企業を立ち上げ、予想以上に反響が大きい。台湾の市場を調査すると、日本と違って建設機械をレンタルするビジネスモデルが確立されていない。他の国も似ているかもしれない。これからは、海外向けにプロジェクトを強化していきたいと考えている。

 国内事業も順調。創業時、総合的な建機レンタル業はあったが、解体用のアタッチメントをメインにしたビジネスはなかった。解体専門の建機をそろえなくてもアタッチメントを替えるだけで作業ができる。ニッチなところで生き残っている。今は九州と、首都圏、東北に営業拠点を展開している。今後も築30年、40年とたったビルの建て替えがあるので需要は続くだろう。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 中国や東南アジアなど、太宰府(福岡県)に本社を置きながらビジネスのエリアを海外に広げているのではないか。ここから巣立った外国人社員が母国で独立することもあるかもしれない。そこで一つのグループのようにつながって仕事ができているのではないかと思う。台湾の建機は全てGPSを付けて日本から位置情報を把握できる。インターネットを利用して現地に対するコンサルティングもするようになるだろう。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 社員の評価制度を明確化するために本年度から独自の「目標管理・成長シート」をつくった。上司や社長と面談して、年度の目標を設定。達成に向けた過程を評価しながら、フィードバックしていく。外部のセミナーを紹介したり、社外のボランティア活動を評価対象にもした。

 (6)同業他社と比べたとき、あなたの会社の売りは何ですか?

 技術者の集団という点。現地で仕事をしながら営業もする、サービス営業ができる人材がそろっている。それと、海外事業への対応ができること。

 (7)「働き方改革」やってますか?

 生産性の高い仕事をして、なるべく早く帰れるように呼び掛けている。残業する際には必ずミーティングを入れて、管理者の許可を得るようにしている。生産性の低い仕事は見直したり、料金を値上げしたりした。値上げする代わりにより高いサービスを提供することで、それほど取引状況に変化はない。一方で、社員の意識は変わってきている。

 ※油機エンジニアリングのホームページはこちら

油機エンジニアリング
 建物の解体作業に使う建設機械用アタッチメント(付属機械)を中心としたレンタルや販売、修理を手掛ける。1995年に福岡県大野城市で創業、2003年に同県太宰府市に本社と工場を移した。100%出資の子会社と合わせ、東京や千葉、仙台など全国10カ所に拠点がある。グループの従業員は65人。2017年度の連結売上高は10億6000万円。









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