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「熊本地震の教訓伝えたい」 九大有志が研究成果まとめる

2018年04月16日 11時29分 更新

記者:鶴加寿子


  • 九州大の教授陣らが刊行した本「九州の防災−熊本地震からあなたの身の守り方を学ぶ」を手にする同大院の杉本めぐみ助教

 九州大の研究者9人が、熊本地震の研究成果や、災害時の対処方法をまとめた本「九州の防災−熊本地震からあなたの身の守り方を学ぶ」を刊行した。非売品だが、300部を一般に提供している。

 学生の要望を受けて昨年度に開講した講義「九州の防災」の講師陣が手掛けた。講義は理学や工学、医学など幅広い分野の研究者十数人が担当。熊本地震の発生要因などの研究成果や、識者として被災地入りした内容などを、受講生以外にも幅広く伝えようと、有志で論文を寄せ合い、本にまとめた。

 災害派遣医療チーム(DMAT)として現地入りした活動記録、避難所での口腔(こうくう)ケアの方法、芸術による復興支援の手法など内容は幅広い。日本の防災の在り方を長年批判しているロバート・ゲラー東京大名誉教授(地震学)など著名な研究者も寄稿した。

 A5判、141ページ。九大の学生に実際の災害について学ばせるため、学生の被災地入りの費用に充てる寄付を募っており、本は寄付者への返礼としても提供する。

 編著代表の杉本めぐみ九大助教(防災教育)は「九州の防災対策はまだ途上。いつ、どこで起きるか分からない災害に、自分の命を守る知恵を、本を通して広げたい」と話している。杉本助教=092(802)6046。










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