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ギャルの聖地・天神コアが閉店へ 「元ギャル」の嘆き

2018年04月17日 03時00分 更新

記者:下村ゆかり


  • 2020年3月末での閉店が決まった福岡市・天神のファッションビル「天神コア」。館内には若い女性向けブランドやセレクトショップが集まり、「ギャルの聖地」として人気を集めた

  • 下村ゆかり(しもむら・ゆかり)
    2006年西南学院大商学部卒。11年8月から経済部。流通、金融などを担当。第2子出産のための産休育休を経て、4月に復職。中高時代は安室ちゃん→あゆ→宇多田ヒカルと3大歌姫世代まっただ中でした。

 20年ほど前、一世を風靡(ふうび)した厚底サンダルに厚底ブーツ。あれで坂道を上り下りしたことがある人はいらっしゃいますか? あれ、上りはいいけど、下りがめっちゃ怖いんですよね。中学生の頃、山の中腹にある墓園まで厚底サンダルを履いてお墓参りに行ったけど、ろくに歩けず、親戚に笑われたことを今でも思い出します。

 でもあの頃はギャル全盛期。学校帰りに友達とこぞって足を運んだのは福岡市・天神のファッションビル「天神コア」のギャルショップ。特に人気だったのは、天神地下街から入ってすぐの場所にあった「LOVE BOAT」でした。限られたお小遣いでは、洋服はなかなか買えず、店のロゴが入った折りたたみミラーを皆でそろって購入したものです。

 併せて記憶に焼き付いているのは、商品の包装袋として購入時にもらった樹脂製のショップバックでした。当時、これを体操服入れにして机の横に掛けるのが「イケてる中学生」のステータス。多少すり切れようが色あせようが、それは大事に大事に使っていました。

 天神コアは、まさに「ギャルの聖地」でした。その後も館内には「ココルル」や「セシルマクビー」といった人気店がずらりと軒を連ね、アウトドア派でギャルとは正反対の「森ガール」が周りで流行しても、そのスタンスはぶれませんでした。

 季節を問わず館内にハイビスカスの花が飾られ、若い店員さんの呼び込みの声が響いて年中にぎやかだった天神コアですが、2020年3月末で閉店することになりました。コアでアムラー御用達のチェックのミニスカートや厚底靴を購入し、隣接の天神ビブレでプリクラを撮るのがお決まりの買い物コースだった、私のギャル時代。05年に閉店したマツヤレディス(現在のミーナ天神)に続き、天神コアまでなくなったら、現代のギャル達はどこで買い物をしたらいいのでしょうか。

 渡辺通りを挟んで真向かいにある福岡パルコは、流行をつかんだ個性的な催事やテナントを追い風に、10年の開業以来、売上高、入館者数ともに好調です。しかし、ギャルショップはここ数年、ギャル雑誌の廃刊が相次ぐなどギャル文化の衰退ぶりが目につき、厳しい時代が続いています。

 コアやビブレ、福岡ビルなどの一体開発で生まれる商業施設は「ギャル魂」を受け継ぐ施設になるのか、それとも…。「元ギャル」の一人としては、また一つの時代が終わるような気がして、寂しい思いが募ります。










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