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街の「ビンテージ」駄菓子屋の価値 脱サラで開業、愛され続いて49年

2018年04月22日 03時00分 更新

記者:福間慎一

 のっけから問題です。この写真、いつ撮られたものでしょう?



 わざわざモノクロにしてだましたようで申し訳なかったが、正解は2018年4月。そう、わずか2週間前のものだ。小学校中学年になった子どもが、初めて自転車で校区内を走るのに同行したときのこと。「よく行く駄菓子屋さんがある」というのでついてきた先がここだった。

 たたずまいはレトロそのもの。この「おくりものにたばこ」の看板、幼いころは「たばZ」と読んでいたなあ。それに、公衆電話の「衆」の書体がこれまた味わい深い。引き戸を開けて中に入ると、土間の店内には10円〜50円ほどの駄菓子が棚に並び、一画にはクリーニング済みの服が引き取り主を待っている。

 福岡市西区の「ショップ中村」。店主の中村弘子さん(74)が「来年でもう、50年になるとよ」と教えてくれた。25歳だった1969(昭和44)年10月、なんと脱サラして開業したという。


店を開いてまもなく50年を迎える中村弘子さん
子どもがすぐに消費税を計算できるように、手書きの表も掲示している。「ときどき、子どもが、こっちが言う前におつりを暗算して額を言うんです。『頭いいねえ』とほめると、本当にうれしそうで、こっちはそれがうれしくてね」
店の隣には公園があり、子どもたちでにぎわう
店内は広くはないが、土間で、温かな雰囲気だ
福間慎一(ふくま・しんいち)<br />
福岡市生まれ。2001年に入社、文化部、長崎総局、本社報道センターなどで記者。16年9月からヤフーに出向、17年9月からqBiz編集長。特技は居酒屋のメニューを指1本でくるくる回すこと。









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