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「長崎の歌ベスト100」でランクインの重み

2018年04月29日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • 「ミサンガ」は(左から)高尾和行、佐藤裕亮、高島直也で2006年結成し、18年2月、吉本興業系列「よしもとミュージックエンタテインメント」からメジャーデビューした(撮影・木村貴之)

  • 「長崎の歌・長崎出身アーティストの歌ベスト100」が発表されたNBCラジオ公開生放送(エフエム長崎の公開録音も兼ねて開催)=3月31日、長崎市の浜町アーケード(NBCラジオ提供)

  • ラジオ公開生放送(公開録音)にはミサンガがゲスト参加し、特設スタジオ周辺に詰め掛けた市民ら約100人を前に「はじめまして、ばぁちゃん。」を含む数曲を演奏した(NBCラジオ提供)

 福岡を拠点に活動し、2月にメジャーデビューした3人組のバンド「ミサンガ」。彼らをインディーズ時代から取材してきた私の元に、最近、驚く知らせが入った。「長崎の歌ベスト100」というイベントで、メジャーデビュー曲「はじめまして、ばぁちゃん。」が福山雅治の「桜坂」(2000年発表)に次いで2位になったという。「桜坂」といえばCD売り上げがダブルミリオン(200万枚)を突破した大ヒット曲だ。これって、どういうこと?

 ミサンガは、福岡県宗像市出身の高尾和行(34)と高島直也(33)、長崎市出身の佐藤裕亮(33)で九州産業大在学中の2006年に結成。昨年9月、認知症を患う高尾の祖母を題材にした「はじめまして―」が反響を呼び、「よしもとミュージックエンタテインメント」(東京)からメジャーデビューした。確かに活動の幅は広がったけど…。

 イベントは「長崎の歌・長崎出身アーティストの歌ベスト100」と銘打ち、地元のNBCラジオとエフエム長崎による共同企画だった。関係者によると、昨年9月のNBCラジオ開局65周年、10月のエフエム長崎35周年を記念したもの。65と35を合わせて100になることにちなみ、ラジオの定番であるリクエスト仕立てで企画された。

 対象は、長崎にちなんだ歌、または長崎出身アーティストの歌。グループなら地元出身者が1人でもいればOKだ。両局は今年3月、各番組やHPで「1番好きな歌を」とリクエスト曲を募集。市中心部のアーケード商店街の特設スタジオで市民ら100人以上が見守る中、NBCは公開生放送、エフエム長崎は公開録音(後日放送)で結果を発表した。

 佐藤が地元出身なので対象ではあるが、まさか「2位」とは。しかし、関係者を取材して謎が解けた。実は、ミサンガは公式HPを通じて懸命に投票を呼び掛けていたのだ。さらに彼らはイベントにゲスト参加。ファンがHPで企画を知り、一押しの曲をリクエストしていた可能性は高い。彼らの努力が報われたのだろう。


木村貴之(きむら・たかゆき)<br />
1994年から西日本新聞記者。趣味は釣りとエレキギターの手入れ。好きな映画は「椿三十郎」「八つ墓村」「ナチョ・リブレ」。音楽はレッド・ツェッペリン「貴方を愛し続けて」、寺井尚子「ジャズ・ワルツ」、里見洋と一番星「新盛り場ブルース」









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