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やる気伸ばす体制整備 岡野バルブ製造(Q&Aと動画付)

2018年05月08日 03時00分 更新

記者:井崎圭


  • 山口博史(やまぐち・ひろし)総務部人事担当

  • 岡野バルブ製造のロゴ

山口博史(やまぐち・ひろし)総務部人事担当

 国内有数の発電所用バルブメーカーとして、生産や販売、メンテナンスを手掛ける。最近は海外での販路拡大にも注力している。また、技術を持つ会社と技術が欲しい会社をインターネット上で取り次ぐ事業など、新たな収益事業の開拓にも取り組んでいる最中だ。自ら考え、行動する若い力が必要になっている。

 文系出身者が営業や経営企画、理系出身者がバルブ設計や生産・技術開発を担当するケースが多いが、文系出身者も希望があれば設計などの仕事に就くことができる。本人の希望に配慮した柔軟な人事を行っている。

 仕事に必要な資格取得には、会社が受験料を負担し、合格した場合は祝い金を贈っている。また、能力や仕事の成果次第で給料を上積みする制度の導入も進めており、社員の頑張りに報酬で応えようとしている。やる気のある社員をどんどん伸ばす体制が整っていると自負している。


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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

 ※回答は山口氏。動画「仲間になるあなたへの伝言」出演は本人

 (1)即内定!ぜひ会社に迎えたい人材とは?
 
 「前向きさ」がある人を採用したい。学歴は問わない。論理的思考力があり、課題に対して自分の頭で考え行動できる人なら、さらに素晴らしい。わが社は文系学部を卒業した人でも設計の職場で働ける柔軟な人事異動を行っている。本人のやる気次第でどんどんスキルアップができるし、若い人のやる気を生かす職場作りをしていこうと思っている。

 (2)採用活動で一番の悩みは?

 年々、応募数が減っていることだ。人口減や「売り手市場」の影響か、学生の必死さを感じないこともある。上場企業自体に関心がないも人すくなくない。学生と接触するインターンなどの機会を増やし、わが社の魅力をアピールしていきたい。

 (3)いま会社として一番忙しいことって何ですか?

 新規事業に取り組んでいることだ。発電用バルブメーカーだが、最近は技術を持つ会社と技術を欲しい会社をネットで取り次ぐ事業に取り組んでいる。いわば、モノづくりのEコマースだ。また、国内の原子力発電所の増設に先行きが見えないため、海外展開も強化している。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 発電用バルブの販売、メンテナンス事業は海外展開がさらに進んでいると思う。先述した新規事業の売り上げがどんどん増え、数十億円規模に成長しているはずだ。それには若い人たちの力が必要だと思っている。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 現在、等級制度の導入を進めている。能力、成果次第で給料を上積みする「成果主義」の制度だ。生産などの技術革新、新規事業の構築、売り上げアップへの貢献などが社員の給料に反映される。現在は試験導入だが、将来的には完全導入されると思う。もちろん、成果主義以外のベースアップはしっかり残しておく。

 教育カリキュラムも充実している。社内で経営分析や財務諸表の講義を行っている。仕事に必要な50余りの資格に対し、受験費用を負担し、合格者には祝い金を出している。

 (6)同業他社と比べた場合、あなたの会社の売りは何ですか?

 独立系の会社だから、長期的なビジョンで市場展開ができることだ。新規ビジネス、新規の市場に対して自由な発想で取り組んでいけるのが強みだと思っている。

 (7)「働き方改革」やってますか?

 残業の上限は原則30時間としている。もし超える場合は労働組合にも申請するなど手続きが必要になる。上司にはこのルールを部下に指導するよう求めており、上司の査定項目にもなっている。

 ※岡野バルブ製造のホームページはこちら

岡野バルブ製造
 1926年、岡野満氏が岡野商会を創設したのが始まり。32年、国産初の発電所用バルブの開発に成功。現在、原子力や火力発電所向けにバルブの製造やメンテナンスを手掛けており、製品のシェアは国内トップ。本社は北九州市門司区。62年、東証2部と福証に株式上場。2017年11月期の連結売上高は83億円。グループの従業員数は441人。









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