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九地整が赤谷川を倍に拡幅へ 21年度にも完成 朝倉、豪雨に備え

2018年06月30日 03時00分 更新

記者:吉田真紀



 昨年7月の九州豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市の赤谷川の本復旧(改良復旧)工事で、国土交通省九州地方整備局が川幅を被害前の2倍程度に広げる方針で計画を進めていることが29日、分かった。九州豪雨と同程度の雨でも氾濫を抑える復旧を目指す。支流の乙石川と大山川も川幅を1・5〜2倍程度にする計画で、2021年度までの工事完了を目指す。国は来月5日の豪雨1年を前に、住民に計画を提示する。

 九地整は、筑後川に注ぐ県管理の赤谷川流域のうち赤谷川、乙石川、大山川の3河川について権限を代行。これまでに堆積した土砂の撤去といった応急復旧工事は終えている。

 今後の本復旧の計画によると、赤谷川は全長約7・8キロのうち約7キロの区間で川幅を広げ、中流部は幅20メートル程度、下流部は30メートル程度にする。その結果、下流部では護岸部分の高さまでで、50年に1度の雨に発生する推定330立方メートル毎秒の流量を安全に流すことができる。護岸上部に造る斜面(土羽(どは))の最上部まで含めると、数百年に1度ともされる九州豪雨時の推定流量(520立方メートル毎秒)も、大量の土砂混じりでなければ、あふれずに流せる見通しという。

 一方、川幅を広げると流速が落ちて土砂がたまりやすくなるため、川底付近の河道を狭くする複断面構造を採用し平時に土砂によって川底が上がるのを防ぐ。

 乙石川は全長約3・3キロのうち約3キロ、大山川は全長約2・7キロのうち約500メートルの区間で、それぞれ拡幅する計画。九地整は住民に計画を提示した後、拡幅に必要な用地買収を行うなどし、着工する予定。事業費は3河川で計約336億円の見込みで「地域の安全につながる。復旧復興が一日も早く進むよう取り組む」としている。










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