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「ベンチャー、もっと盛り上げる」 事件乗り越え、福岡グロースネクスト入居者たちの決意

2018年07月01日 03時00分 更新

記者:福間慎一、石田剛


  • 「ここを拠点に、新しいサービスを作っていきたい」と話す柳基憲社長

◆   ◆   ◆
 FGNの3階には、大部屋にさまざまな企業が個別にデスクを確保して入居する「シェアオフィス」もある。ここで4月に起業した「Global Connect Fukuoka(グローバル・コネクト・フクオカ=GCF)」は、世界の人材と福岡の企業をつないだり、福岡に暮らす外国人の就職や交流支援の枠組みづくりを目指している。

 社長は韓国・ソウル出身の柳基憲さん(40)。2005年に九州大に留学、九大留学生会の会長も勤めた。留学生と、地元の人や企業とのつながりが不十分な状況を改善するため、福岡アジア都市研究所の研究主査の傍ら、県内の観光ツアーを企画したり、留学生コミュニティの運営をしたりしてきた。

 FGNを起業の地に選んだ理由は、中国や韓国などアジア地域との玄関口である空港からのアクセスの良さ。そして何より「こんな都心なのに、コストを抑えてオフィスを持てる」というメリットだった。

 事件のことを知って、「とにかく驚いたけど、働くことに不安を感じることはない」と話す。「FGNは誰でも自由に出入りできるところが素晴らしい。開かれた雰囲気が新しい発想とビジネスを生む」。他企業のメンバーの姿が刺激になる。交流もあり、翻訳の業務を受注することもあった。

 創業後、動画プラットフォームなどを展開する中国の大手IT起業「Bytedance」と連携。5月にかけて九州の観光やグルメをテーマにした動画コンテストを開くと、福岡在住の外国人だけでなく、日本人も含め約2000本が投稿された。

 今後もBytedance社と連携する一方、自社でも留学生らをリポーターとして福岡の情報を海外に発信する事業にも取り組んでおり、柳さんは「これから社員も増やして、福岡を拠点にソーシャルメディアを活用した、独自のグローバル人材育成の仕組みを作りたい」と話している。

開放的な雰囲気のオーセンティックジャパンのオフィス
「オープンなところがFGNの大きな魅力」と話す久我一総社長









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