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健康志向の餌 ペットも長寿? 無添加、高級食材、薬膳…バランス重視

2018年07月13日 15時00分 更新

記者:野間あり葉


  • 「高タンパク」「穀物フリー」などと記されたペットフード=福岡市中央区天神のペットショップ

「家族化」が背景

 「無添加・オーガニックで安全安心」「厳選した国産食材使用」−。実はこれ、ペットフードのキャッチコピー。健康にこだわったペットフードが近年、人気を博している。背景には、飼い主がペットを家族同然に扱う「家族化」の風潮があるようだ。健康志向の高まりに伴ってか、ペットの平均寿命も延びている。

 全国に店舗を持つペットショップP2(福岡市中央区天神イムズ店)には、「穀物フリー」「低カロリー」をうたうペットフードが並ぶ。「健康にこだわった商品は10年ほど前から売り上げが伸びている」と、店長の草野美紀さんは話す。防腐剤や添加物の有無など、原料の表記を見て選ぶ客が増えたという。

 買い物に来ていた福岡県久留米市の会社員、堤由紀さん(55)は9年前に猫を飼い始めて以来、健康に良さそうな品を選んでいる。「私たちの食事より高いものも。家族の健康のためだから」とほほ笑んだ。実際、同店には1個500円近い缶詰もある。

 ペットフードの製造販売を手掛けるネスレ日本(神戸市)は「健康と栄養に特化した品が最近のトレンド」と分析する。カニや鹿肉といった高級食材を使った“美食家”好みの品に加え、肥満や生活習慣病を防ぐため栄養のバランスを重視したタイプが売れている。

 一般社団法人ペットフード協会(東京都)が昨年行った調査によると、平均寿命は犬が14・19歳、猫が15・33歳で、人間の年齢に置き換えるとそれぞれ70歳以上。2012年から15年まで3年の間に、平均寿命が犬猫それぞれ1歳ほど延びたという調査結果もある。

 福岡市東区の柴田千恵さん(48)は、中国伝統医学の「薬食同源」の考えを取り入れた「薬膳ドッグフード」の販売や料理教室を手掛けている。

 薬膳にこだわるきっかけは10年前、自身が原因不明の寝汗に悩まされたこと。よくけいれんの症状を起こしていた愛犬のレオン君にも、血を補う効能がある牛肉やカツオを使った薬膳を与えたところ、効果を実感できた、という。柴田さんは「お客さんからは、ペットのおなかの調子がよくなったなど好評です。普段の食事で健康を意識してもらえたら」と話した。










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