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海水浴は離岸流に注意 競泳選手並みの速度で沖へ 事故5年間で30人

2018年07月14日 03時00分 更新

記者:岩佐遼介


 マリンレジャーの季節を迎え、第7管区海上保安本部(北九州)は、海岸から沖へと強い流れが起きる「離岸流」による遊泳中の事故に警戒を強めている。管内(九州北部、山口県西部)では、離岸流が原因とみられる海難事故者数が過去5年間(2013〜17年)で30人に上り、うち5人が死亡しており、7管は注意を呼び掛けている。

 離岸流は幅10〜30メートル、沖に向けての長さ数十〜数百メートルに及ぶ。競泳選手とほぼ同じスピード(秒速2メートル)で沖へと流れることもある。防波堤や離岸堤などの人工構造物近くで発生しやすく、巻き込まれると溺れる危険性がある。

 離岸流への対応には(1)慌てず周囲に助けを求める(2)流れに逆らわず、海岸線と平行に泳いで離岸流から抜け出す−がある。

 7管は6月14日、福岡県宗像市の鐘崎海水浴場で離岸流の調査を実施。最大秒速約0・3メートルの離岸流が観測され、海岸線に散布した黄緑色の海面着色剤が1時間で、沖合約180メートルにまで流れた。鐘崎海水浴場では16年7月に遊泳中の男性2人が沖へ流され、救助される事故が発生した。7管海洋情報部の蒲池信弘主任海洋調査官は「気付かないうちに、海岸から大きく離れていることもあり、注意が必要だ」と指摘する。

 離岸流による事故は、九州各地で発生している。長崎県五島市の高浜海水浴場では13年7月、当時6歳と10歳の兄弟が遊泳中、水深1メートル程度の場所から遊泳禁止区域の沖合まで流された。15年7月、大分県佐伯市の元猿海水浴場ではサーフィンをしていた30代男性が、離岸流に巻き込まれた。

 7管交通部安全対策課の高山万輝安全対策第一係長は「ライフセーバーを配置するなど、安全対策を施した海水浴場を選び、子どもからは目を離さないでほしい」と話している。










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