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復興への線路つながる 九州豪雨で被災の久大線全通 戻った生活の足に住民歓迎

2018年07月15日 03時00分 更新

記者:岡部由佳里


  • 「ゆふいんの森1号」の通過に合わせ、歓迎の風船を飛ばす沿線住民=14日午前10時半ごろ、福岡県うきは市(撮影・糸山信)

  • 九州豪雨で流失し架け替えられた大分県日田市の花月川橋梁を通過する観光列車「ゆふいんの森」=14日午後1時14分

 昨年7月の九州豪雨で、一部区間で不通となっていたJR久大線が14日、全線で運転を再開した。博多と由布院などを結ぶ人気の観光列車「ゆふいんの森」も約1年ぶりに従来の久留米を経由するルートに戻った。豪雨災害からの復興の象徴として、多くの沿線住民が祝福して出迎えた。

 久大線は、豪雨のため大分県日田市の花月川橋梁(きょうりょう)が流失。光岡(てるおか)−日田でバスによる代行輸送を続けてきた。ゆふいんの森も、小倉を通って日豊線を経由する代替ルートでの運行を余儀なくされた。

 通常、架橋工事は川の水量が少ない時期に限定され、当初は復旧に3年程度かかるとみられていた。ただ、久大線は沿線住民の生活の足を担うほか、観光面でも重要な路線。JR側は工期などへの配慮を国に求め、国側も水量が多い時期の工事を認めるなどし、1年での再開を実現した。

 この日は福岡市のJR博多駅でゆふいんの森1号の出発式を開催。JR九州の青柳俊彦社長は「川も橋もよみがえった。全線開通できてうれしく思う」とあいさつ。関係者たちが見送る中、ゆふいんの森は汽笛を鳴らして出発した。沿線では住民が風船を飛ばすなどして歓迎した。

 JR九州管内では、2016年の熊本地震で豊肥線の一部が不通になったほか、久大線と同じ九州豪雨で被災した日田彦山線は復旧のめどが立っていない。この日の出発式で福岡県の小川洋知事は、久大線復旧による地域活性化に期待を寄せながらも、日田彦山線について「一日も早い復旧に向けて議論を進めたい」と語った。










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