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倒木からトーチ商品化 豪雨被災の福岡・東峰村 復興の象徴、豊かな森を発信

2018年07月22日 03時00分 更新

記者:豊福幸子


  • 被災地ツアーで流倒木の現状について説明する「東峰村に火を熾す実行委員会」のメンバー=6月22日、福岡県東峰村

  • 倒木を活用した「宝珠山キャンドル」

 昨年の九州豪雨で被災した福岡県東峰村で、山腹の崩壊で大量発生した倒木が、丸太のたき火であるスウェーデントーチ「宝珠山キャンドル」として商品化された。アウトドア愛好家らに自然豊かな村の情報を発信するとともに、村面積の86%を占める森林の管理につなげる狙いもある。企画した「東峰村に火を熾(おこ)す実行委員会」は、「キャンドルの明かりを復興の象徴にしたい」と意気込む。

 スウェーデントーチは北欧発祥のたき火で、丸太の切り口に十文字の切り込みを入れ、その中に火を付ける仕組み。まきをくべる必要がなく、鍋を直接置いて調理ができる。暖も取れ、かがり火にもなる。

 福岡市中央区にある村アンテナショップ「With+(ウィズ プラス)」の関係者らが実行委を結成。九州豪雨の倒木を利活用し、林業を取り巻く環境や森林保全に関心を持ってもらおうと発案した。

 倒木の搬出は朝倉森林組合に依頼し、加工は木工職人が運営する宝珠山木工塾に発注。9月までに1500個を生産する体制が整い、実行委員長の林茂さんが販売を担う会社「トレジャーボール」を設立した。

 高さ約40センチ、直径約25センチで、3780円。村内2カ所のキャンプ場で委託販売する。アウトドアイベントにも出品し、販路拡大を目指す。村のふるさと納税の返礼品に使ってもらうよう申請しているという。

 同社は旅行会社と協力し、被災状況の説明、木工やみそ造りの体験を盛り込んだ村へのツアーも展開。北九州市のスーパー「ハローデイ」の従業員1300人を受け入れるなどしている。林さんは「村にある生活インフラや自然を生かし、復興の火をおこしたい」と話す。トレジャーボール=092(753)6916。










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