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休日増やし生産性向上 ヤマウ(Q&Aと動画付)

2018年07月24日 03時00分 更新

記者:星野楽


  • 中野秀和(なかの・ひでかず)人事総務部長

  • ヤマウの会社ロゴ

中野秀和(なかの・ひでかず)人事総務部長

 国土のインフラ整備に貢献する仕事で、柔軟性や向学心のある人材を求めている。取引先と緊密に連携できる明るさも必要だ。採用活動では会社の知名度が低いことが悩みだが、説明会には若手社員も同席し、事業内容や施工現場などを丁寧に説明している。

 技術、製造、営業の3部門があり、新入社員はまず技術部門に配属される。文系の社員も含め、3〜5年間で当社の技術を理解してもらうのが狙いだ。その後の営業活動にも役立つ。

 通信教育などによる資格の取得は手厚くサポートしている。他業界との人脈づくりのために、外部講座への参加も後押ししている。

 人材難の土木業界にとって、業務の生産性向上は重要なテーマ。いかに少ない労働時間で質を保つかが課題だ。そのために、働き方改革も推進している。この2年間で年間休日を10日増やした。社員の生活満足度を上げながら、会社風土の変革を進めている。


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これがわが社の人財活用術だ
qBizが聞きたい7つの質問

 ※回答は中野秀和部長と永峰幸侑課長。動画「仲間になるあなたへの伝言」は永峰課長。

 (1)即内定!ぜひ会社に迎えたい人材とは?

 柔軟性と向上心を持った人に来てもらいたい。今は公共工事に関して新規の開発だけでなく、インフラの維持や管理といったメンテナンス事業にも力を入れている。時代の変化に対応しながら、最後までやりきる力を発揮できる人材がいい。

 (2)採用活動で一番の悩みは?

 会社の知名度が低いことだ。私たち資材メーカーは、同じ土木業界でも建設会社やコンサルティング会社に比べて学生にあまり知られていない面がある。毎年3月中旬から会社説明会を開いて仕事内容を紹介している。参加者は10人ほどだが、若手社員も参加するため会社の雰囲気を実感できるだろう。就活生向けに施工現場の見学イベントを催すこともある。参加満足度の高さには自信がある。

 (3)いま会社として一番忙しいことって何ですか?

 新入社員が最初に配属される技術部門が活気にあふれている。入社から3〜5年でしっかり「ヤマウ」の技術力を理解してもらう狙いだが、博多港(福岡市)のクルーズ船停泊所の増設プロジェクトなど、若い世代でも福岡のまちづくりに関われる部門でもある。東南アジアの人材も技術者として雇用しており、将来的な海外進出も模索している。

 (4)10年後、あなたの会社はどうなっている?

 現在、関連会社が10社あり、主要なコンクリート製造販売のほか地質調査やメンテナンス工事などを扱っている。将来は各社が連携して相乗効果を生み出せるような「総合建設技術グループ」を目指している。

 (5)社員の能力開発、スキルアップのために取り組んでいることは?

 早く職場になじんでもらうため、新人研修はその年の雰囲気を見てプログラムを変えている。また、業務に必要な通信教育や資格取得は全て会社がサポート。他業界も含めた広い人脈や視野を持ってもらうため、外部の公開講座への参加も後押ししている。

 (6)同業他社と比べた場合、あなたの会社の売りは何ですか?

 ソフト面では社員の「ひとの良さ」が強みだ。先輩社員が自然と後輩の相談相手になっていて、優しい人が多い職場なのは間違いない。ハード面では、工場で製品を作って施工現場で組み立てる「プレキャストコンクリート」を創業以来の売りにしている。現場での作業時間や人員を削減でき、効率よく事業を進められるのが特長だ。

 (7)「働き方改革」やってますか?

 「エイヤッ」と勢いで改革に乗り出したところだ。この2年で年間休日を105日から115日に増やした。生産性を高めるには、生活面での満足度を上げる必要がある。家族と過ごす時間も大切にしながら、仕事の質を高めてほしい。

 ※ヤマウのホームページはこちら

ヤマウ
 1958年設立。本社福岡市。コンクリート製品の製造・販売を手掛ける。95年に株式店頭公開(現ジャスダック)。2007年には新規事業として子会社「メック」(福岡市)を設立、橋梁点検などを開始。工場で製品の大部分を造り、施工現場で組み立てる「プレキャストコンクリート」にも力を入れる。18年3月期の連結売上高は226億円。従業員は215人。









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