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人生はドラクエ? 勇者でなくてもゲームは楽しめる 福岡在住の“おうさま”に聞いた

2018年07月29日 03時00分 更新

記者:福間慎一


  • うだるような暑さが続く福岡都心。JUNZO氏に言わせれば、行き交う人はみな「人生」というゲームのプレーヤーだ

  • 爆発的な人気を呼んだドラゴンクエストシリーズ。「3」の発売から、今年でちょうど30年になる(写真は1988年2月)

 暑い。食欲は出ないし、駅まで歩くのも一苦労だ。

 うまく進まない仕事がある。必要なデータもコメントも取れていない。締め切りだけがどんどん迫る。

 夏休みは子どもが家にいるから、いろいろ計画したり、相手をしたり大変だ。もちろん子どもはかわいいけど、こっちの気力と体力、そして財布の中身が足りない…。

 と、こんな感じになっている人はいませんか。正直なところ、自分もたまにこうなる。

 自分の子ども時代の夏休みは、一日中ファミコン(ファミリーコンピューター)に興じてしまうことがあった。とりわけ、前回のコラムで少し触れたドラゴンクエスト。敵を倒してレベルを上げ、より強い装備を手に入れ、エンディングを目指す…。宿題そっちのけで熱中した。

 30年あまりが経過して中年になった今、こういう本に出会った。「人生ドラクエ化マニュアル」。3年前に出た本だが、その帯に、はっとさせられる。

<定価5500円のTVゲームに、面白さで負ける人生を送って、どうする!>。ちなみに5500円は、ドラクエⅠのソフトの価格だ。

 著者は、ドラクエを制作したエニックス(当時)の元社員という、JUNZO氏。現在、なんと福岡市に住んでいるという。メールを送り、「私もドラクエが好きで」と伝えると、返信にはこうあった。

 「冒険仲間ですね!」。ぼ、ぼうけんなかま?

□   □   □

 本名、年齢は非公表のJUNZO氏。天神でお目にかかると、別に「くさりかたびら」や「みかがみのたて」のコスプレをしているわけではなく、普通に「ぬののふく」を着た落ち着いた雰囲気の方だった。

 父親は「はがねのつるぎ」の素材を作る(?)新日鉄八幡製鉄所(現新日鉄住金)で働いていた。北九州市八幡西区穴生の社宅で育ち、「当然のように会社員になるだろう」と思っていた。進学校だった高校から大学に進学。元々ゲーム好きで、1980年代中ごろ、新卒でコナミに入社し、その後エニックスに転職した。



天神で話を聞いたJUNZO氏。本名、顔写真、年齢は非公表だが、普通の男性である(イラストはJUNZO氏提供)
JUNZO氏が著した「王様からの求人票」と「人生ドラクエ化マニュアル」
福間慎一(ふくま・しんいち)<br />
福岡市生まれ、2001年入社。文化部、長崎総局、本社報道センターなどで記者。1年間のヤフー出向を経て17年9月からqBiz編集長。特技は居酒屋のメニューを指1本でくるくる回すこと。









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