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スマホ画面で110番 聴覚障害者も通報可能に 19年度目標

2018年08月20日 03時00分 更新


 政府は、言語機能や聴覚に障害のある人でもスマートフォンの画面を操作し、音声による会話をせずに110番通報ができる全国統一のシステムを導入する方針を固めた。「共生社会の実現」を掲げる2020年東京五輪・パラリンピックを機に全国へ普及させたい考えで、19年度中の運用開始を目指す。政府関係者が19日、明らかにした。

 システムでは、画面上の「事件か事故か」「けが人はいるか」といった質問に答えて送信すると、所在地がスマホ内蔵の衛星利用測位システム(GPS)で割り出され、管轄する都道府県警にデータが送られる。警察の担当者がチャット形式で通報者から詳しい状況を確認し、警察官を現場に向かわせる仕組みだ。

 警察庁などによると、電話の110番では通報内容を聞き取れなかったり障害者が通報をためらったりするケースもあるという。障害者だけでなく、軟禁やドメスティックバイオレンス(DV)の被害者など、加害者が身近にいて声を出しにくい状況も想定している。

 スマホを使った通報システムでは、消防・救急の「Net119緊急通報システム」の運用が一部で始まっているが、電話が困難な人を対象にした事前登録制。110番システムは登録制とせず、誰でも利用可能にする方向だ。都道府県警によっては既にメールでの通報受け付けや専用アプリを設けているが、利便性を考えて統一する。

 警察庁はスマホ通報に備えて都道府県警の態勢を整備する方針。五輪観戦などで来日する外国人の通報が増えると想定し、多言語化も検討している。










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