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”移動の目的”をデザインする、福岡発の挑戦 街の魅力を作る人につながる「Bluebook」公開

2018年08月29日 03時00分 更新

記者:福間慎一


  • イストのページ(Bluebook自身も「イスト」になっている)。取り組みや歴史などが詳細に紹介されている

 Bluebookの発想には「街の魅力は『人』が作る」という視点がある。その人のことを知り、対話や実際の訪問などを通して、人々に新しい価値を提供することを目的にしたプラットフォームなのだ。カーデザイナーとして自動車に携わってきた増崎さんは、「移動することではなく、移動する『目的』をデザインしたかった」と話す。

 目的をデザインするとは、どういうことなのか。

 「人が移動するのは、その先に『人に会う』という目的があるからだと考えてきた。これまでに移動手段のデザインは多くの人が手掛けてきたが、『街のここに、こんな魅力的な人がいる』という情報をデザインして提供するサービスはこれまでになかった」。増崎さんはそう説明する。

 Bluebookの構想はこれまでに、情報通信研究機構(NICT)の起業家万博の九州代表に選出され、マイクロソフト社が表彰。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)主催のベンチャー企業向け協業プログラムで九州の企業として初めて決勝に残るなど、各方面から注目されている。

 そのBluebookの今後の展開は、実は「未定」という。従来の飲食店情報サービスとは異なり、店側も客の顔が分かる新たな形の「予約サービス」になるのか。それとも、文字通り「紳士録」的な性格を強めていくのか。増崎さんは「まだ立ち上がったばかり。どのような使われ方をするのか見ながら、サービスを磨きたい」

 また、現在「イスト」は希望に基づき、運営側が審査を経て登録しているが、増崎さんは、AIを活用したイストの基準作りを進めている。

 将来は海外展開も視野に入れる。増崎さんは、この「街の魅力的な人に出会うことを後押しするサービス」のスタートの地に福岡を選んだ。

 「東京のような大企業がなくても活気がある福岡は、知り合いがテレビでコメンテーターやっていることも少なくないような、人と人とが『近い』街。人が街の魅力を作っている福岡を起点に、人生をワクワクさせる場面がたくさん増えるサービスを作り上げたい」


Weekend代表取締役CEOの増崎慶太さん
Bluebookのトップページ。さまざまな取り組みをしている「イスト」が名を連ねている









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